武士の成立武士像の創出

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130201223

作品紹介・あらすじ

中世における戦闘の実態,「武」という技術のありようの再構成をふまえ,武士という芸能人が成立する過程をとらえなおし,東国武士をその典型としてきた従来の武士像に修正を迫る.さらに,通説的な武士像と貴族像がいかに創出されたか,史学史的な観点からの検討を加える,意欲的な論集

感想・レビュー・書評

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  • すっきりした。高校生で日本史を習った時から、武士の成立は疑問があった。開拓農場主が自衛のために武装したのだとすると、兵装的にも、戦術的にも、文化的にも、いきなり完成形が登場しているのはなぜか。また、そういう自然発生的なものならば、地域差がないのはなぜか。
    これらは、都で発生し、律令制の近衛府の武人として発展したものだと考えるほうが、よほどすっきりする。

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