- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130320986
作品紹介・あらすじ
冷戦が終結し,五五年体制が崩壊した今日,イデオロギーは本当に有効性を失ったのであろうか——イデオロギーの本質と展開を思想史的・歴史的に概観しつつ,現代日本のイデオロギーの様相を多角的かつ長期的に,国際比較を交えて明快に浮かび上がらせる.
感想・レビュー・書評
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皆さんは選挙に行くとき、何を基準に投票をしていますか?どの候補者/政党が良いか、選ぶ際に、「自分の考えと近い政党や候補者であること」を基準にされる方がいると思います。また、新聞などで「保守・革新」という言葉を目にすることはありませんか?保守・革新とは、その人や政党のイデオロギーを表す言葉です。イデオロギーとは、簡単に言うと、その人の考えや政策的立場を表すものです。イデオロギー的に近い政党や候補者に対して、支持したいという気持ちが湧いたりしますよね。そんなイデオロギーを取り扱っているのが、本書です。本書は2部構成になっており、1部を「理論編」と題し、イデオロギーの歴史や定義、イデオロギーの研究の系譜や戦後日本におけるイデオロギーの議論を紹介しています。2部は「実証編」であり、調査データを基に、有権者のイデオロギー認識、国会議員と有権者の間のイデオロギーの違い、イデオロギーが投票行動に与える影響、イデオロギーの国際比較の分析がなされています。次の選挙の時、少しだけイデオロギーを意識してみませんか?
(ラーニング・アドバイザー/国際(政策) SASAKI)
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http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1462691詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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