立法と権力分立 (シリーズ日本の政治7)

  • 東京大学出版会 (2015年9月24日発売)
4.20
  • (3)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784130321273

作品紹介・あらすじ

国会は何のためにあるのか.立法とはいかなる行為なのか.立法を集合行為のジレンマに対処する権力行為と捉えることにより,いかに民主主義的な権力行使が立法を通じて実現されるのかを検討し,日本の立法と権力分立に対する新たな視点を提示する.【シリーズ全11巻/第3回配本】

みんなの感想まとめ

立法と権力分立についての新たな視点を提供する本書は、民主主義における権力行使の複雑さを探求しています。特に、権力融合と権力分散という二つの原理を通じて、日本の立法府の権力行為を分析し、議院内閣制の特性...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  流し読み。特に数式を使う空間理論は難解だった。日本政治に引きつけた部分はまだ頭に入りやすい。
     本書では権力融合と権力分散という民主主義の2原理から立法府の権力行為を見る。日本の議院内閣制は当然権力融合だろうと思いきや、本書の結論は異なる。権力融合は内閣と衆院との関係においてのみ明確だが、衆院の選挙制度の帰結として与党の凝集性や首相の党内権力基盤は不十分。更に参院とは権力分立による抑制と均衡、というのだ。つまり、権力融合と権力分散が並存しているという。本書出版の2015年時点はともかく、自民一強と首相一強と言われる時期を経た現在ではやや疑問に思う。それとも、一強の時期の方が異例だったのか。
     他には、立法における議事運営の重要性。2000年と2009年衆院選の比較による野党の選挙協力と議席獲得の関係。野党の行動は、与党に譲歩を強いた上での影響力行使か、立法責任の体外的な明確化の意思表明か。いずれも体感的に理解でき、改めて指摘されて腑に落ちた。

全1件中 1 - 1件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

増山 幹高
増山幹高:政策研究大学院大学教授

「2015年 『立法と権力分立』 で使われていた紹介文から引用しています。」

増山幹高の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×