国際機構論 第2版

著者 :
  • 東京大学出版会
3.50
  • (2)
  • (3)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130323369

作品紹介・あらすじ

国際機構はなぜ、いかに存在するのか?根源から全体像に迫る決定版テキスト。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゼミのテキストとして通読。
    はじめに・7章・8章は、国際機構論に取り掛かる際の必要最低限の知識を得るために、4章~6章は、国連以外の国際組織を概観するために、有用だと感じた。
    ただし、随所にキリスト教的思想の影響が見られ、読者に考えさせるのは良いが、入門書ないし概説書としては「どうなんだろう」と思われる個所もちらほらあったように思う(その点、連盟と国連に関する章については疑問の生じる見解も)。
    また、超国家的な世界政府としての国際機構を求め、行動していくことに価値を見出すことにケチをつけるつもりはないが、現存する機構をいかに有効に機能させうるか(例えば、規範的統治のより一層の普遍化によって)等、もっと重点を置いて検討されてしかるべき論点があったのではないかとも思われたのも事実である。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

国際法学者、バーゼル大学客員教授。1950年北海道生まれ。
1980年より国際基督教大学教授、同大学平和研究所所長を経て、
2011-21年まで早稲田大学教授。日本平和学会会長などを歴任。
『国境なき平和に』『国際立憲主義の時代』ほか著書多数。

「2021年 『未来の余白からⅡ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

最上敏樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×