新しい金融論―信用と情報の経済学

  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130402095

作品紹介・あらすじ

2001年ノーベル経済学賞に輝いたスティグリッツの「情報の経済学」における先駆的業績を核とし、「信用」(credit)をキーワードに構築される金融理論の新パラダイム。その理論は、豊富な実務経験と現実問題への批判的精神から導きだされ、金融危機などの困難に直面したとき、よりいっそう鋭さを増す。"現実"を突き動かす革新的経済理論を解説。

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  • 中央図書館で読む。金融政策には、いつも疑問を持ちます。景気対策として、金利の引き下げ、貨幣供給の増加がおこなわれます。疑問は、ここなのです。日本銀行が資金供給できるのは、リスクのない債権だけなのです。国債は、日本銀行の政策に大きな影響を受けるでしょう。しかし、トヨタ等の世界的企業の発行する社債、そして、名もなき中小企業の発行する債券に対する影響はどうでしょう。世界的企業、中小企業の利子は、ノンリスクな利子、そして、リスクに応じたスプレッドにより決まります。当然のことですが、トヨタと比較して、名も無き中小企業のスプレッドは大きくなります。ただし、その構造は同じです。日本銀行が影響を与えることが出来るのは、ノンリスクな利子の部分だけです。それに対して、スプレッドの部分には、大きな影響を与えないのではないのでしょうか。そんなことを考えながら、この本を読みました。少し金融の論文でも読んでみましょう。

  • 2001年ノーベル経済学賞に輝いたスティグリッツの「情報の経済学」における先駆的業績を核とし,「信用」(credit)をキーワードに構築される金融理論の新パラダイム。その理論は,豊富な実務経験と現実問題への批判的精神から導きだされ,金融危機などの困難に直面したとき,よりいっそう鋭さを増す。“現実”を突き動かす革新的経済理論を解説。(「BOOK」データベースより)

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