生活保護の経済分析

  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130402385

作品紹介・あらすじ

経済学の観点から生活保護制度にかかわる諸問題に対して理論分析や実態分析を行う.特に生活保護制度に隣接する各種の社会保障制度や行財政制度とのかかわり合いからも同制度を評価する.

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  • 【書誌情報】
    著者:阿部 彩 |國枝繁樹 |鈴木 亘|林 正義
    価格 3,800円+税
    出版年月日:2008/03/14
    9784130402385
    版型 A5 288ページ

    経済学の観点から生活保護制度にかかわる諸問題に対して理論分析や実態分析を行う.特に生活保護制度に隣接する各種の社会保障制度や行財政制度とのかかわり合いからも同制度を評価する.
    http://www.utp.or.jp/smp/book/b305767.html


    【目次】
    序章 生活保護制度の現状と本書の課題(林 正義)

    第I部 貧困の現状と経済理論
    第1章 日本の貧困の実態と貧困政策(阿部彩)
    第2章 公的扶助の経済理論I:公的扶助と労働供給(國枝繁樹)
    第3章 公的扶助の経済理論II:公的扶助と公的年金(國枝繁樹)

    第II部 生活保護制度と関連領域
    第4章 国民年金の未加入・未納問題と生活保護(阿部彩)
    第5章 医療と生活保護(鈴木亘)
    第6章 就労支援と生活保護(阿部彩・國枝繁樹・鈴木亘・林正義)
    第7章 ホームレス対策と生活保護(鈴木亘)
    第8章 地方財政と生活保護(林正義)

  • 卒論の時にお世話になった本を再度レポートで使うために読んだ本。阿部彩氏のほかにも國枝繁樹氏、鈴木亘氏、林正義氏などの研究者による共著。生活保護に関する領域、例えば年金制度や医療制度、雇用対策などを網羅し、生活保護に関してこの本より優れている本は今はないと思う。ただ共著でそれぞれのパートがそれぞれの専門化によってかかれていて優れているものの、全体の研究を垂直的に結びつける(生活保護あるいは社会保障をどうとらえるべきか)といった視点が足りないと感じるが、その視点をほかの本で養えばこの本もまた違った見え方ができるのだろうとも。とりあえず卒論に引き続きレポートでもお世話になりました。

  • 日経新聞 2008/11/03 書評

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著者プロフィール

首都大学東京教授

「2017年 『20年後、子どもたちの貧困問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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