サービソロジーへの招待: 価値共創によるサービス・イノベーション

制作 : 村上 輝康  新井 民夫  JST社会技術研究開発センター 
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130421454

作品紹介・あらすじ

世界のサービス経済化において,サービス産業をどう革新するか.医療,介護,技能教育,観光,日本型クリエイティブ……生産性の向上や付加価値の増大をめざして,科学・工学的アプローチ,そしてマネジメントやデザイン(設計)も包摂した,サービスに関する総合的な研究の入門.

感想・レビュー・書評

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  • 【三葛館一般 673||MU】

    サービス学(serviceology)は21世紀に入って誕生した新しい研究分野です。文系理系を問わずその最新研究事例が紹介されています。提供者と利用者が双方向的に享受できる価値を生み出す「価値共創(value co-creation)とは―。
    第2部第5章では、介護現場における価値共創について考えます。介護現場においては被介護者が一方的にサービスを享受するケースが一般的です。そこで、本章ではサービス提供者(介護者)側の「気づき」に着目。気づきを誘発することでスキルや評価の向上というフィードバックの増減を測定、介助者の価値享受とみなすことができるか、について考察しています。
    近年、介護現場の人手不足は深刻な課題です。超高齢化社会において、介護者側が受け取る価値を創造し高めることは、将来の安定的な人材確保にとって不可欠ではないでしょうか。

    目次--------------------------------------------------
    第1部 サービソロジーとは何か
    1.サービス学とサービソロジー
    2.サービソロジーとサービス価値共創フレームワーク

    第2部 価値共創とサービソロジー
    3.提供者と利用者の「やりとり」による価値共創
    4.サービスの「便益」と顧客満足
    5.「気づき」に基づくサービス提供者間の価値共創
    6.eラーニングを通した「経験価値」の共創
    7.サービス共創価値の「測定尺度」をつくる
    8.サービソロジーは何をもたらすか

    第3部 イノベーションとサービソロジー
    9.サービスを「設計する」とはどういうことか
    10.サービソロジーで「経営する」
    11.サービソロジーと「技術革新」
    -------------------------------------------------------

    (ゆず)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=89636

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著者プロフィール

村上 輝康
村上輝康:産業戦略研究所代表

新井民夫:東京大学名誉教授/芝浦工業大学教育イノベーション推進センター教授

「2017年 『サービソロジーへの招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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