- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130430517
作品紹介・あらすじ
東大のリーダー育成プログラム(東大エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)から発信される一冊
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれ、予約購入。
でも、手に取ると、インタビュー集とあってちょっと失敗したかなと思いきや、最初の浅島さんの話にいきなり引き込まれました。
久しぶりに新鮮な感動を覚えたというか、高校の頃の自分を思い出しました。いま、体を中・高時代に戻そうとしていますが、心も若くありたいところです。
しかしこの本、若い人(高校生、大学生)にもお薦め。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジェントロジーがとても興味深かった。
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サイエンスリテラシーが乏しいと、情緒的判断になったり、マスコミの言いなりになってしまう。教養として身につけておくべき
酒井邦嘉 言語学
世界中の言語は普遍的な法則があり、もともとそれが備わってる。その存在はより確実になっているらしい
中島隆博 哲学
普遍的な法則は人間の欲望にすぎない。何か理由をつけて安心したいという想い。
中国思想は、時代によって思想や取り上げる問題が異なる。4,5世紀に仏教が流行ったのは救済(誰でも救われる)という観念。→私達が宗教に惹かれないのは、救済を欲してるわけじゃないから?トレンドが違うのかも。
贅沢と豊かさは違う
何でも満たされると退屈であるように、幸せは固定的でない。むしろ変化があって、偶然や突然性があって、様々な可能性か開かれてダイナミックなことが人生の醍醐味かもしれない。
岡村 定矩 天文学
今や、机上の理論だけでなく、シュミレーティングやすばる望遠鏡等で実践的な学問となってきている
浅島誠 発生生物学
生物は卵を産んだ場所に戻ってくる。動物は帰巣本能があり、当たり前であるが、今の世の中はそうでなくなってきてる。人間は生物が進んできた道と方向性が異なってきてしまっている -
東大エグゼクティブマネジメントプログラムという社会人対象の講義の講師たちへのインタビュー集。発生生物学、ジェロントロジー、銀河天文学、中国哲学、物性科学、言語脳科学のスペシャリストが語る。酒井邦嘉さんは懐かしい。
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生物学や老年学、天文学、哲学、物性科学、言語脳科学といった分野の最先端で活躍する研究者の問題意識、考え方を通じて、思考を考えさせる。特に自然科学になじみが浅いだけに、サイエンス・リテラシーの重要性と知るきっかけを与えてくれた。
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東大が偉い人向けに提供するEMP(Executive Management Program)の講師の方6名(いずれも東大で教鞭をとる方)のお話をまとめたもの。
EMPを監修している横山禎徳がファシリテーターとなって、話を進めている。
メッセージとしては、「教養は大事」「あきらめずに、自分の信じた道を進むこと」かと。
各講師が個性的で、なかなか楽しく読めました。 -
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東京EMPの講師陣へのインタービューから新たな思想を提示するための先駆的な課題を設定できるための知と思考力の獲得のヒントを探っていく事をテーマにした本。
この中から読者一人ひとりが自らの能力向上を示唆を得ていけるか問われている。
東京EMPとはすでに分かっている事を教えるのではなく、いま分かっていない事は何でありそれにどうアプローチしようとしているのか、それを語ることを心掛ける。 -
アカデミズムの道に進むとはこうした人ですね、小保方さんや理研はレベルが低いことがよく分かる