福祉国家の再編成―「分権化」と「民営化」をめぐる日本的動態 (社会学シリーズ)

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130501422

作品紹介・あらすじ

本書は、主に1980年代から90年代前半にかけて、日本社会で進行してきた福祉政策の変動過程を、「社会学的な構図」として描きだしたものである。

感想・レビュー・書評

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  • 1980年代から1990年代前半にかけての日本における福祉政策の再編を「社会学的な構図」として描出した著作。
    当時の日本における福祉政策に関する動向が手際よくまとめられていると思う。
    ただし、筆者がこの本全体においてどのような問いに取り組もうとしたのか、この本が総じて何を解明したといえるのかが、一読したかぎりだとよくわからなかった。
    また、なぜ本書が組織——「メゾ・レベル」——に焦点を当てるのかについて、序章で特に説明がなされておらず、そのため最終的なインプリケーションである中間集団の再構築という問題提起をどのように理解すればよいか(本書が組織に焦点を当てたからそう考えられるだけではないのか)について、疑問が残った。

  • 福祉国家論、収斂の終焉について。福祉社会学の論点と体系的理解のためには秀逸な一冊。日本の福祉政策、計画について、分権化と民営化という視点から論じている。ただいま一つは、本書の関心が1980.1990年代であり、00年代の今日、通用しない議論も多々あった。たとえば、福祉制度の限界を中間集団である家族、企業に保管してもらうという議論は通用しないのでは?

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著者プロフィール

藤村 正之
藤村正之:上智大学総合人間科学部教授

「2013年 『シリーズ福祉社会学3 協働性の福祉社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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