日本のメリトクラシー 増補版: 構造と心性

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130511414

作品紹介・あらすじ

戦後社会において,人びとは受験や就職や昇進のレースになぜこれほどまでに焚きつけられてきたのか? 「マス・ディスタンクシオン・ゲーム」を煽る仕掛けとそこで生成される人間像を,理論と実証から明らかにした教育社会学の名著,増補版であらたに刊行.

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  • 4374円購入2018-03-07

  • 170909 中央図書館
    実証研究では、なまじい文芸書などに親しむ読書人は、サラリーマンとしての出世には縁遠くなりがちだとな。

  • 竹内 洋『日本のメリトクラシー ――構造と心性 増補版』

    【書誌情報+内容紹介】
    ISBN 978-4-13-051141-4
    発売日:2016年12月下旬
    判型:A5, 344頁

     戦後社会において,人びとは受験や就職や昇進のレースになぜこれほどまでに焚きつけられてきたのか? 「マス・ディスタンクシオン・ゲーム」を煽る仕掛けとそこで生成される人間像を,理論と実証から明らかにした教育社会学の名著,増補版であらたに刊行.
    http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-051141-4.html


    【簡易目次】
    はじめに

    第一部 分析視角
    第一章 伝統的アプローチ――機能理論・葛藤理論・解釈理論
    第二章 ニュー・アプローチ――増幅効果論と冷却論

    第二部 経験的分析
    第三章 受験と選抜
    第四章 就職と選抜
    第五章 昇進と選抜
    第六章 学歴ノン・エリートと冷却

    第三部 結論
    第七章 日本のメリトクラシー――疑惑・戦略・狼狽
    補章 学歴社会をめぐる伝統的アプローチと制度論的アプローチ

    解説 選良から治者へ――保守的転回の転轍機(井上義和)
    あとがき
    オンリー・イエスタデイ ――増補版あとがきにかえて

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著者プロフィール

1942年、東京都生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学大学院教育学研究科教授などを経て、現在、関西大学東京センター長。関西大学名誉教授・京都大学名誉教授。教育社会学・歴史社会学専攻。著書に『日本のメリトクラシー』(東京大学出版会、第39回日経経済図書文化賞)、『革新幻想の戦後史』(第13回読売・吉野作造賞)『清水幾太郎の覇権と忘却』(ともに、中公文庫)、『社会学の名著30』(ちくま新書)、『教養主義の没落』『丸山眞男の時代』(ともに、中公新書)、『大衆の幻像』(中公公論新社)、『立志・苦学・出世』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『教養派知識人の運命 阿部次郎とその時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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