高木貞治とその時代: 西欧近代の数学と日本

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130613101

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  • 著者の前著,岩波新書「高木貞治」から派生した本.題名が示す通り,幕末から明治の日本の西洋数学の受容とそれに関わった人々の話が中心である.取り上げられている人のうち主なものをあげれば,菊池大麓,藤澤利喜太郎,高木貞治,関口開,河合十太郎,西田幾多郎,藤森良蔵など.
    前著も新書とは思えないほど専門的だったと思うが,この本の方がさらに専門的.そして厚い.日本の数学史や高等教育の歴史に興味のある人向け.

著者プロフィール

1951年、群馬県勢多郡東村(現、みどり市)に生まれる。九州大学基幹教育院教授を経て、現在、数学者・数学史家。著書:『無限解析のはじまり』『ガウスの数論』(ちくま学芸文庫M&S)、『岡潔 多変数解析関数論の造形』(東京大学出版会)。訳書:ガウス『ガウス整数論』(朝倉書店)、ヤコビ『楕円関数論序説』(講談社)ほか多数。

「2022年 『評伝 岡潔 花の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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