宇宙ステーション入門 第2版

著者 : 狼嘉彰 中須賀真一 冨田信之 松永三郎

• 東京大学出版会 (2008年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「きぼう」と有人宇宙活動の全貌。話題の「きぼう」から、我が国のHTVやシャトル後継機「オリオン」までふれた待望の改訂版。

感想・レビュー・書評

[nyankoteacherさんの感想 · 2013年12月7日]

１３１２０７　中央図書館

マトリックス表示の力学の話が、延々続く。宇宙やロボットを志すものはこの試練に耐えなくてはならないのだ。・軌道計画、という言葉、なかなか恰好いいね。
知らなかったこと：
■軌道の６要素
１）昇交点赤径
２）軌道傾斜角
３）軌道長半径
４）離心率
５）近地点引数
６）近地点通過時刻
■宇宙ステーション摂動の要素
１）地球重力場の歪み
２）第３天体の影響
３）大気抵抗
４）太陽放射圧
周期的なものも積分的なものもある。宇宙にまつわるものは広大無辺と思いがちだが、実に細かい物理的検討や工学的誤差評価が不可欠だということだろう。
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[katsuhito384さんの感想 · 2009年9月20日]

あこがれの東大工学部航空宇宙工学科教授中須賀真一の授業の教科書として購入。
外部の学科として選択したものの、難易度の高さに撃沈した。

宇宙工学を志す人間には読みこなして欲しい。
ちなみに、その授業の単位取得にはそれなりのレベルのC言語知識が必須。

著者プロフィール

狼 嘉彰
狼　嘉彰：慶応義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所顧問

「2014年 『宇宙ステーション入門　第2版補訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」