家族進化論

著者 :
  • 東京大学出版会
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本棚登録 : 90
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130633321

作品紹介・あらすじ

家族はどのようにして生まれ、どこへ向かうのか-人類がアフリカから旅立って180万年、悠久の時間のなかにその起源と進化のストーリーをたどる。前著『家族の起源-父性の登場』から20年、日本の霊長類学が追い続けた壮大なテーマに"山極進化論"が迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 家族
    社会
    歴史

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB09526368

  • 家族の成立を
    サル学と進化論から考察しています。

    とても広い知識で
    まとめられています。

  • 食物や,捕食者の存在の有無からペア型,単雄複雌型,複雄複雌型,母系,父系等,群れのあり方が語られる.

  • 家族、とタイトルについているから最近の社会を考える、かと思うと大間違いで、霊長類の話である。ゴリラの群れと僕らの家族という単位はどう違うのか。性差の大小やら、脳の発達やらといった霊長類研究が、現代の人間社会にたどりつくまでの軌跡、だけど、人よりも猿関係が中心に見える。
    最後の方で、現代の人間が持つ情報技術によってコミュニケーション方法が変わり、本来もっとも濃密であったはずの「家族」というものが破壊されてしまうのではないか、と。ドッキリ。家族というのは人間が人間たる仕掛けであって、それが壊れていくと、僕らは何処へ行くのだろう。温猿知人。

  • 山極寿一『家族進化論』東京大学出版会、読了。霊長類研究の第一人者が霊長類の社会における「家族」の萌芽について様々な側面から論じた一冊。人類が「家族」を創造するきっかけになったのは多産。そして共感能力(歌と身振り)が共同体を形成した。自然科学の知見が現代を鋭利に写す一冊だから驚く。

  • 資料ID:W0169096
    配架場所:本館1F電動書架C
    請求記号:489.9||Y 23

    家族の起源を、霊長類学と化石人類学から探っていく本。
    サルも仲間に共感し、類人猿も対面コミュニケーションを使っている。人間の家族も、これに共通する社会的知性によってつくられているでは、という結論に至った著者は、最後に現代社会のあり方に疑問を投じます。
    「言葉を用いたコミュニケーションはまだ歴史が浅く」、「家族は人間のもっとも古い文化的な装置」という表現がとても印象的でした。(S)

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著者プロフィール

(やまぎわ じゅいち)
日本の人類学者、霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者

1952年 東京都生まれ
1975年 京都大学理学部卒業
1977年 京都大学大学院理学研究科修士課程修了
2002年 京都大学大学院理学研究科教授
2011年 京都大学大学院理学研究科長・理学部長
2014年 京都大学総長 就任

「2019年 『動物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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