よく聞く健康知識、どうなってるの?

  • 東京大学出版会 (2025年3月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784130634113

作品紹介・あらすじ

「○○は健康によい」「××を食べるとヤセる!」――その健康情報、ほんとに正しいですか? 世の中に広く流布している、食事、栄養、運動、体に関する話題を取り上げ、科学的な根拠や理論を紹介しながらわかりやすく解説。『UP』で好評を博した連載、待望の書籍化!

みんなの感想まとめ

健康に関する情報の真偽を見極めるための知識が、科学的根拠に基づいて解説されています。著者は東大の教授で、最新の研究を引用しながら、一般的に流布されている健康情報を中立的に検証しています。糖質制限食や高...

感想・レビュー・書評

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  • テレビなどで見る健康情報。
    どこまで本当なのかなーと思っている。

    この本は、東大の先生(栄養学、生理学)が最新の研究を引用し、科学的根拠に基づいて教えてくれている。
    なるべく中立的な立場から論文を検証している。

    結局は、バランス良く食べるのが一番いい。

    •糖質制限食
    タンパク質と脂質は消化に時間がかかるから、食欲がおさえられる。エネルギー摂取量が同じなら糖質制限食も通常食も痩せる意味では同じ。
    長期間の糖質制限は悪影響で死亡リスクが上がる。

    •高タンパク食
    タンパク質を多く摂ると糖尿病になりやすくなる。
    タンパク質摂取量を増やさずに筋肉を増やすには運動(特に筋トレ)。タンパク質不足は筋量筋力低下になるので、減らしすぎない。

    •コラーゲン
    コラーゲンを摂取しても消化される。
    コラーゲンペプチドはさまざまな生理機能を持っている可能性。今後の研究が必要。
    コラーゲンペプチドを皮膚に塗るのは保湿になるだけ。

    •グルテンフリー
    セリアック病とグルテン過敏症と診断された人以外は、グルテンも食べた方がいい。
    グルテンフリー食品にこだわると食の選択肢が少なくなる。食物繊維ビタミンミネラルが不足する。

    •体によい油
    置き換えるならよい。油の摂取量が増えるのはだめ。

    •ダイエットからのリバウンド
    ダイエットすると筋肉量が減って基礎代謝が下がる。
    食欲が高まり抑えにくくなる。
    強い意思の力がないとリバウンドする。

    高校の生物で習ったそれ以上の知識。
    わかりやすく噛み砕いて説明してくれているけど難しい。

    『読者の方には、本書を読むことでネット上や世の中に広まっている理論とはまったく異なる結果が研究論文として報告されている可能性がある、ということを知り、ご自身の視野を広くもつきっかけにしていただきたいと思っています。そのことを認識したうえで、それぞれの情報の根拠となっている一次情報に立ち返って、自分の頭と足で検証し、ネットの情報と本書の情報とどちらが正しいと思われるのか、ご自身で判断してみてください。』

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/586868

  • ふむ

  • 健康に関する情報の正しい理解の仕方がわかりやすく書かれている。
    人を不安に陥れて儲ける悪徳業者が数多く、中途半端な知識を逆手に取って騙されることがないように、可能な限り信頼度の高い情報で確認すべきである。

  • 書かれている内容は非常に専門的で、文系の自分には理解が難しかった。なので適当に自分の興味のある所だけ読んでいた。そして結論は満遍なくいろいろな食品を食べることが大切という、非常にわかりやすいものでした。

  • どうやって健康知識を疑うか、そして吟味するかという姿勢がよく学べる本だった。中身の細かい知識抜きで、姿勢が身につくだけでも大きいと思う。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000074989

  • 糖質制限食とエネルギー制限食ではダイエット効果は同じだが、糖質制限のほうが食欲が減る。
    タンパク質の摂取量を増やすと糖尿病の発症率が高い。
    タンパク質は男性で65g、女性で50gは必要。
    グルテンはセリアック病の原因になるが、それ以外の人はグルテンを制限しても意味はない。
    トランス脂肪酸は、LDLコレストロールを増加させる。1日あたり2~3g以内に抑える。マーガリンやショートニングに含まれる。
    加工肉と赤肉(牛、豚、羊、馬、ヤギ、哺乳類)を摂りすぎない。
    ヴィーガンでパフォーマンスが向上するというエビデンスはない。特に問題が生じない、程度。

    ホルモンには、ステロイドホルモン、ペプチドホルモン、アミノ酸誘導体ホルモン、がある。
    男性ホルモンが脱毛を引き起こす原因のひとつ。運動をしてもテストステロンが一時的に増えるが継続的に高いことはない。
    脳の構造は、男女で脳梁や前交連と呼ばれる部位で違いがある。

    過酷なダイエットは、肥満者でも脂肪だけを減らすことはない。その結果、ダイエット後は基礎代謝が落ちている。
    メタボリックアダプテーション=ダイエットによってエネルギーの危機的状況と勘違いして基礎代謝を落とす。甲状腺ホルモンの分泌が減少する。しかも、体重が戻った跡も簡単には治らない。ダイエット後は食欲が高まりやすい。

    有酸素運動より、高強度運動のほうが体脂肪量の減少に効果的。運動後の消費カロリーが多い。食事性誘発熱産生が高まる。

    筋繊維の損傷度合いが軽い場合は、筋肉痛は遅れて出るように感じる。
    運動後にタンパク質を取るよりも、推奨量を1日で摂ることのほうが大事。

    20251128再読
    ーーーーーーーーーーーーーー
    タンパク質(アミノ酸のロイシン)は、mTORを活性化する。タンパク質の合成が高まるが、抗酸化酵素を減少させる。
    筋トレで、タンパク質を大きく増やさなくても筋肉の合成は高まる。
    オートファジーが弱まって古いタンパク質が貯まると炎症がおきる。運動は、筋肉の合成とともにオートファジーの働きを高める。
    身体のタンパク質の1/3はファシアなどの細胞外にある。

    消化には、物理的消化(咀嚼など)、化学的消化(消化酵素によるもの)、生物学的消化(大腸の腸内細菌によるもの)がある。
    セリアック病と小麦アレルギーは似ているが違うもの。非セリアック・グルテン過敏症もある。
    油はプラスするのではなく、置き換える。
    キャノーラ油(なたね油)は、オレイン酸の割合が60%で飽和脂肪酸はオリーブオイルより少ない。
    トランス脂肪酸のリスクは、リノール酸(大豆など)を摂っている日本人には少ない。
    ハザードとリスクの違い。
    アルコールもリスクは有るが禁止されていない。トランス脂肪酸も同じ。

    コーヒーやエナジードリンクの効果はカフェイン。
    カフェインの代謝はアルコールの代謝酵素と同じ。
    赤肉や加工肉は心疾患やがんを発生しやすくする。

    ヴィーガンではビタミンb12、鉄、亜鉛、カルシウムが不足しやすい。
    スポーツ選手でも問題はないがパフォーマンスを向上する可能性は低い。

    メタボリックアダプテーション=ダイエットによって体重が減って基礎代謝が落ちる以上に、危機的状況と認識して代謝が落ちる現象。甲状腺ホルモンが減少するからではないか。ダイエット後は、食欲が高まりやすく抑えにくくなる。

    ファットバーニング理論によれば、有酸素運動が脂肪の減少に向いているが、高強度インターバル運動のほうが運動後の消費が増えて食欲が抑えやすく、脂肪の燃焼に向いている。
    グリコーゲン1グラムには3倍の水が付着している。カーボローディングで1~2キロ増える。
    運動中に脂肪を使う事自体は、重要ではなく、全体でどのくらいエネルギー消費が増えたか、による。
    ファットバーニング理論は、運動直後に着目したもの。長い目で見れば意味がない。

    筋細胞は、ミオスタチンを分泌することで筋細胞が増えることを防ぐ。トレーニングをやめれば筋肉量は減る。

    運動後のゴールデンタイムは存在しない。一日を通じてタンパク質をとるほうがいい。
    効果がある、という論文が出やすい。
    まずは睡眠。
    ワクチンは獲得免疫だけでなく、T細胞、β細胞が活性化する。
    花粉症の薬は、記憶力を低下させる。

  • ・ハザード×摂取量=リスク
    というがよく分からないのです。
    理系の人でないと理解は難しい本かな?
    ・身体は複雑系なので断定的表現は避けている上、章の最後のまさに結論部分に挿入されるコーヒーブレーク的な話がノイズとなり、一層理解が困難となる。残念。

  • 日経新聞 2025年4月17日 竹内薫選

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授。
浜松医科大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。ブリストル大学医学部研究員、米国青少年糖尿病研究財団研究員、理化学研究所研究員、東京大学大学院総合文化研究科准教授を経て、2017年より現職。日本生理学会奨励賞、日本神経科学学会奨励賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞。専門は分泌生理学、内分泌学、神経科学。著書に、『知識ゼロからの東大講義 そうだったのか!ヒトの生物学』(丸善出版)。


「2022年 『休み時間の細胞生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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