サイバー社会の「悪」を考える: 現代社会の罠とセキュリティ

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130634588

作品紹介・あらすじ

トロイの木馬、ダークウェブ、PC遠隔操作、サイバー戦争…。人の心に巣くう「悪」は、なぜかくも広範かつ瞬時に社会を襲うのか? 近未来の超スマート社会を構想する著者が、情報を用いた「悪」の歴史を紐解きながら、技術的な問題と人間的な問題の両面から考える。【東京大学出版会創立70周年記念出版】

感想・レビュー・書評

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  •  サイバーの世界、サイバーセキュリティについて、初学者が基礎的な知識を得るには役立つかと思うが、「「悪」を考える」とあるからには、もう少し技術と社会についての深い洞察なり考え方を示してほしかった。

  • 残念ながら「うんうんそうだよね」で終わってしまう内容…。目新しい着眼点はないように感じた。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50278264

  • 人間の進歩を考えたときに、技術の発展や暮らしが便利になることだけでなく、人間社会の「善」をいかに広げるかという視点で考えていく(そしてそこに情報技術が貢献できているかも含めて)というのは、大変重要なことだと思います。

    サイバー攻撃の歴史や技の内容をつぶさに記載されているというわけではないが、私はこの点だけでも、強く共感できる体験ができてよかったです。

  • 請求記号 007.3/Se 29

  • 【書誌情報】
    サイバー社会の「悪」を考える――現代社会の罠とセキュリティ
    坂井修一 著
    定価:税込2,750円(本体2,500円)
    ISBN:978-4-13-063458-8
    発売日:2022年01月24日
    判型:四六
    ページ数:208頁
    ジャンル:自然科学 > 情報科学
    東京大学出版会創立70周年記念出版

    トロイの木馬、ダークウェブ、PC遠隔操作、サイバー戦争…。人の心に巣くう「悪」は、なぜかくも広範かつ瞬時に社会を襲うのか? 近未来の超スマート社会を構想する著者が、情報を用いた「悪」の歴史を紐解きながら、技術的な問題と人間的な問題の両面から考える。
    http://www.utp.or.jp/book/b594679.html

    【主要目次】
    第1章 プロローグ――サイバー社会よどこへ行く
    1 スタックスネットの衝撃
    2 スタックスネットとは何だったか
    3 サイバー社会の「悪」とは――本書の構成

    第2章 コンピュータ以前の「悪」
    1 古代の「悪」
    2 腕木通信の改竄
    3 暗号の解読と情報の捏造
    4 電気による通信・放送と「悪」
    5 近代情報戦の覇者・イギリス

    第3章 コンピュータの出現と「悪」
    1 コンピュータの出現
    2 ツーゼのZ3
    3 テューリングと暗号解読
    4 ENIAC、EDVACとフォン・ノイマン
    5 2人の天才の末路
    6 コンピュータの進化
    7 コンピュータと「悪」

    第4章 インターネット時代の「悪」
    1 インターネットの誕生と発展
    2 多様な「悪」の道具
    3 事例:パソコン遠隔操作事件
    4 インターネットを使った「悪」
    5 国家の関与が強く疑われる「悪」
    6 サイバー社会における国家と個人

    第5章 セキュリティの技術と心得
    1 情報セキュリティとは何か?
    2 暗号
    3 ブロックチェーン
    4 侵入防止・マルウェア対策(ユーザ編)
    5 侵入防止・マルウェア対策(システム管理者編)
    6 情報セキュリティ教育
    7 レジリエンス
    8 ディジタル・フォレンジック
    9 サイバー戦争の抑止
    10 これからの情報セキュリティ

    第6章 安全・安心な情報社会をめざして
    1 情報技術の発展と「悪」
    2 「悪」はどこにあるのか?
    3 セキュリティの限界
    4 将来の情報社会と「悪」
    5 明るい情報社会を築くために

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著者プロフィール

東京大学大学院情報理工学系研究科教授

「2022年 『サイバー社会の「悪」を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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