- 本 ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130820158
感想・レビュー・書評
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古い本ですが、逆にだからこそ、歴史をたどりつつ生成文法の感触を得るための第一歩としては適しているのではないかと思いました。読了とはいえ、一回で理解できるものでもありませんので、繰り返し何周かしてみたいと思い、二周目に入りました。
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生成文法の規則を一つ一つ導入しながら進めていく教科書で,東大の講義をまとめたもの。
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何冊か読んだが、生成文法というのはどうもよくわからない。ただ、奥の深い世界でありそうだということは理解できる。しかし、多様な言語を画一した視点からのみとらえる結果となっているのではないか、という危惧の念は感じる。
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2020.03.13 社内読書部
http://naokis.doorblog.jp/archives/reading_club_20.html -
この本ではじめて生成文法に触れたのだけど,口語として話される「正しい文法」が全力で分析されていくので,驚いた。生得的な普遍文法について考察するのに,文化的要因が強く影響する(ように自分のような素人には思える)口語を分析し,文法的な(時には非文法的な)言い回しを根拠に分析を進めていくのだから。しかし読んでいくと,試行錯誤の連続である。結局のところ,生成文法は脳の言語機能について,現象論を構築する際の指導原理なのか!とも思ったが,それは素人の戯言であった。「おわりに」に『統語演算に関しては,本書で扱ったもの以外にも検討すべき現象が多々ある.それらを些末な問題だと誤解するとバチが当たる』と窘められてしまった。たしかに,だれが言ったかはわからんが確かに「神は細部に宿る」ともいうし,奥深い分野というのはそういうものだしね。
興味深い世界の入り口を覗けた気がしました。 -
読んでいる途中だが、中学校レベルの国語と英語の教育は、生成文法の立場から一度見なおすべき、と思った。
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ミニマリストプログラムのような最先端の部分は書かれていないようだが
生成文法に関して基本的な理論や用語が分かりやすく解説してある。
文も堅苦しくなく非常に読みやすく面白い。
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