現代作家アーカイヴ1: 自身の創作活動を語る

著者 : 高橋源一郎 古井由吉 瀬戸内寂聴

制作 : 平野 啓一郎  飯田橋文学会 

• 東京大学出版会 (2017年11月11日発売)

作品紹介・あらすじ

小説家たちは，なにを書いてきたのか――創作の極意，若い頃の記憶，転機となった出来事，そしてこれからのこと．自身が代表作を三作選び，それらを軸として創作活動の歴史を語る，珠玉のインタビュー集，かつ良質なブックガイド．
飯田橋文学会のWebサイトでインタビューの動画も配信中！→ iibungaku.com

感想・レビュー・書評

[ouiさんの感想 · 2017年12月29日]

面白くないはずがない。
「さようならギャングたち」の高橋源一郎。
「仮往生伝試文」の古井由吉。
「夏の終わり」の瀬戸内寂聴。
の創作スタイルが語られる。が、同じ小説家でもこれほど違うのかと驚いた。
一人は詩人になり損ねたところから小説家として出発し、一人は小説を書くことで詩に近づこうとし、一人は、激しく純粋な、そして野放図な愛のほとばしりをひたすら描く。

[kwrlogさんの感想 · 2017年12月7日]

うーん、正直、期待したほどの内容では無かった。
冒頭の高橋源一郎のインタビューは（色々知らなかった部分もあったりして）面白かったけれど、古井由吉は観念的に過ぎ、瀬戸内寂聴は（もともとこの人にあまり興味がないというのが大きいだろうけれど）俗っぽすぎる印象だった。
著者本人に三作選んでもらう、という形式は面白かったんだけど（それで古井由吉が最近の本ばかり選んできたり）、それがあまりうまく機能していないと思った。
続きは読むかなあ…？

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2017年11月16日]

平野啓一郎氏の『現代作家アーカイヴ』刊行記念インタビューがcakesで公開
http://www.utp.or.jp/news/n22209.html

東京大学出版会のPR
小説家たちは，なにを書いてきたのか――創作の極意，若い頃の記憶，転機となった出来事，そしてこれからのこと．自身が代表作を三作選び，それらを軸として創作活動の歴史を語る，珠玉のインタビュー集，かつ良質なブックガイド．
飯田橋文学会のWebサイトでインタビューの動画も配信中！→ iibungaku.com
http://www.utp.or.jp/book/b310631.html

著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」