出雲の古代史 (NHKブックス 268)

  • 日本放送出版協会 (1976年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784140012680

感想・レビュー・書評

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  • (01)
    出雲,出雲国と言っても一つではない.須佐,意宇,神門など古代以来と考えられる地名から,古墳やその出土品なども考証し,内陸から海洋までの勢力関係も説きながら(*02),古代の地域像を浮かび上がらせる.
    スサノオはもちろん,より支配的で統合的なオオナムチ(大国主)といった,この国の風土記に限らず,記紀に現れる神々の信仰を地域の氏族に寄せて考えている.
    5-6世紀の吉備や大和,新羅や百済といった朝鮮半島との勢力関係,律令以後の政権と国造との微妙な権力関係も視野に入れ,出雲の特殊性も見ている.

    (02)
    古代史にあっても,この地にも残る製鉄の痕跡については注意をしたいところである.穀物やその調達によらない生業や権力があったことの意味は,石器時代にも通じるこの地の文明あるいは文化の一つの拠点としての古さをも語っていると考えられそうである.

  • 昭和五十一年に出版された本ということで、とにかく内容が古い。現在では使われないだろう前提で書かれてる部分が結構ある。考古学の成果を活用した論についてもそう。
    しかしそれらを取り去ってみると、勉強になる部分があるのも確か。

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