騎馬民族は来なかった (NHKブックス)

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  • 日本放送出版協会
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感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140016589

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  • 2018.8.13 読了

    231ページ

  • 1993年刊。◆歴史学会のみならず歴史ファンをも虜にし、一世を風靡した江上波夫氏の騎馬民族征服説。この雄大壮麗な学説に真っ向から挑戦し、主として遊牧民族の文化的要素から、騎馬民族が日本を征服することはなかった事実を解説しようとするのが本書。◇個人的には、騎馬民族制服説よりも著者の見解の方が、証拠の厚み、証拠の信憑性の点から説得力があると感じている。論考の要は、食に関する異同、家畜の内蔵の利用法、去勢等である。◇もっとも、本書が、日本に大陸文化の影響がなかったと言っているわけではないのは勿論である。

  • 昔一部で流通した騎馬民族来襲説を、ぐうの音も出ないほど完膚なきまでボコボコにしている書籍
    もともとの説がトンデモなレベルのために、対抗するこの本の水準もあまり高くなく、日本の歴史学界のレベルの低さに嘆息させられる内容でした
    ただ怪我の功名というか、家畜や人の去勢の歴史についてはなかなか詳しく書いてあり、そちらについては大いに参考になるところと思います

  • 日本人はどこから来たんだろう?

    大陸から?
    それとも半島?
    それとも、海の向こう?

    一昔前、考古学界を席巻した、「騎馬民族国家」説に異を唱える、書。

    素人にもわかりやすく、文献豊富に、面白く読ませてくれます。

    「肉食」の意味も、よくわかります。

  • [ 内容 ]
    騎馬民族とは、どのような人びとだったのか。
    古墳に副葬された豪華な馬具や武器は、騎馬民族の渡来を裏づけるのか。
    騎馬民族=畜産民という観点から、その文化を特徴づける食習慣、家畜管理法としての去勢、儀礼と祭りにみられる供犠の習俗など文化史的側面から「騎馬民族征服王朝説」を論駁する。

    [ 目次 ]
    1 ウマとヒトの出会い
    2 騎馬民族と騎馬民族説
    3 畜産民とその“食”の文化
    4 血と内臓の知識
    5 去勢の文化誌
    6 犠牲と祭りの習俗
    終 騎馬民族は来なかった

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    [ 参考となる書評 ]

  • 日本は征服王朝ではないそうです。
    遊牧民の生活がおもしろい。

  • かの有名な『騎馬民族征服王朝説』に対して、『内臓食』『去勢』などなどの民俗学の視点から、『日本人は騎馬民族ではない』と真っ向から反論した著作。

    『騎馬民族説』の江上と著者の幾度にわたる討論を経て出版された惜しくも若くして亡くなった至宝の民俗学者の力作。
    (あ!イメージがない!)

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