- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140016763
作品紹介・あらすじ
冷戦の終焉、湾岸戦争を契機に、経済大国・日本の国際貢献のあり方が盛んに議論されている。自衛隊のPKO(国連の平和維持活動)派遣と日本政府の安保理常任理事国入り問題をめぐって、「国連中心主義」が声高に叫ばれている。しかし、日本のこれからの進路、ひいては国家像にも及ぶ問題であるにもかかわらず、肝心の国連の実態を踏まえた議論がなされているかといえば疑わしい。本書は、1995年に創設50周年を迎える国連の等身大の姿を描き出す。
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
冷戦の終焉、湾岸戦争を契機に、経済大国・日本の国際貢献のあり方が盛んに議論されている。
自衛隊のPKO(国連の平和維持活動)派遣と日本政府の安保理常任理事国入り問題をめぐって、「国連中心主義」が声高に叫ばれている。
しかし、日本のこれからの進路、ひいては国家像にも及ぶ問題であるにもかかわらず、肝心の国連の実態を踏まえた議論がなされているかといえば疑わしい。
本書は、1995年に創設50周年を迎える国連の等身大の姿を描き出す。
[ 目次 ]
第1章 国連の中枢、華の安保理
第2章 高まる安保理の改組論議
第3章 国連軍とは何か
第4章 成果上げる国連の経済社会活動
第5章 国連はおカネをどう使っているか
第6章 さまざまな国連の顔
第7章 国連は米国のものか
第8章 国連の人びと
第9章 国連は有用か
第10章 国連の改革とは?
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同じく国連新時代の終盤の本。国連の安全保障における様々な議論、特に当時はガリによって国連の安全保障機能が様々な強化された時代であった。そのための国連軍を含めた国連の安全保障機能について分析をしている。次に経社理について、そして国連システムの問題性や無駄について主張している。国連については比較的支持をしているという論調で書かれているが、いずれにしても当時の国連を取り巻く問題の整理ができている。