リトアニア 小国はいかに生き抜いたか (NHKブックス 776)
- 日本放送出版協会 (1996年8月1日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784140017760
みんなの感想まとめ
歴史の暗部に光を当てたこの作品は、リトアニアが経験した独立喪失や独裁政治の過酷な現実を描いています。バルト三国を訪れた後に手に取った読者は、観光地としてのリトアニアの華やかさと、実際の歴史のギャップに...
感想・レビュー・書評
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ふむ
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独立喪失、ソ連への吸収となる前に独裁政治に陥るという歴史の暗部を知る。
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バルト3国旅行後に手に取った本
今や観光地としての地位が確立されつつあるようにも見えるバルト三国の一国リトアニアの歴史がこれ程までに暗いものだとは知らなかった。
旅先で見たリトアニアと本書で読んだリトアニアがどうしても一致してこないので、この本が書かれた時期から現在までの20年間にどれほどの変化があったのか、もっとよく調べて見る必要があるなぁと感じた -
初出は1996年と、20年近く前になる。
リトアニア、バルト三国とひとくくりにされてしまう国が
たどってきたこの20世紀の歴史……
ソ連邦の下で行われていたことに、戦慄する。
ナチスの非人間的な行為は、負の世界遺産・オシフィエンチウム(アウシュヴィッツ)を通し、広く知られている。
ソ連は「カティンの森」事件やシベリアのラーゲルがあるが、
私はほとんど知らずに、関心もなくきてしまった。
人はこれほどまでに非道に残虐になれるものなのだと思い知る。
著者は、パルチザンの生き残りや関係者が涙ながらに語る言葉を、
彼らの命あるうちに形にせねばと急いで書き上げたという。
当時、リトアニア本国は独立したとはいえ、まだ国民はKGBを恐れ
口を固く閉ざし、疑心暗鬼もあったそうだ。
今はどうなっているのだろうか?
独立から二十年、生まれた子どもも成人する頃だ。
『地球の歩き方』の美しいのどかな国に、こんな歴史があった……
今の姿も知りたいと強く思う。
残念だったのは、文章が翻訳調というか、なんというか読みにくいこと、この上なし。
「~た」で終わる文が段落全体にわたって繰り返され、前後の脈絡もつかめないことが多々ある。
学者の悪文の典型かもしれない。
そこはマイナス要素なのだが、当時六十歳代の著者が外国人ながらリトアニアに入り、ここまで取材を重ねたことには敬意を表したい。
著者プロフィール
畑中幸子の作品
