田園とイギリス人 神が創りし天地で (NHKブックス 804)

  • 日本放送出版協会 (1997年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784140018040

感想・レビュー・書評

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  • 「庭狂い」という言葉まであるというほどに、イギリス人が庭に熱狂する訳。</br>
    そして、庭に反映される“イングリッシュネス(イギリスらしさ)”とは何か。</br>
    イギリス留学中に、人々と触れ、イギリスの自然や庭を見た作者が書くイギリス人の自然観について。</br>
    </br>
    うーん。</br>
    私は、イギリスに行ったことが無いのでなんともいえないのですが、写真を見た限りでは、日本の風景とどこか似ているなあという印象を持っていました。</br>
    そのどこか似ている、という印象は「箱庭のような」部分が、似ているなぁと。</br>
    島国同士、こじんまりした印象になりがちなのだろうか、とも思いましたが、それだけではないようです。</br>
    </br>
    イギリス人の古いものを愛し大事にする精神が、近代化が進む中で何とか自然を自然のままで残そうという努力を生み、小規模ではあっても、美しい庭を残していったのだと思いました。そして、古いものを愛すという精神は、日本にも根強くあります(と信じたい)</br>
    少し似ている国民性が、印象が重なる自然を生んだのかなぁ。</br>
    </br>
    よく、故郷に似た風景を見ると郷愁で切ないやら愛しいやらどうしようもない気持ちになりますが、私はイギリスの田園風景を見てもそういう気持ちになるのです。</br>
    不思議だ。</br>
    何かが私の郷愁と合致するのだろうか。</br>
    </br>
    </br>
    ところで、本文中イギリス人の庭好きの理由がいくつかの文献から引用されているのですが、その中に、</br>
    </br>
    二、細君から逃げ出すため。</br>
      |</br>
    四、要するに花が好きである。</br>
    </br>
    と、いうくだりがあります。</br>
    ええっ</br>
    そんな投げやりな…(笑)</br>

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著者プロフィール

小林章夫(こばやし・あきお)
1949年東京生まれ。
上智大学文学部英文学科教授・博士(文学)。
同志社女子大学教授などを経て現職。
18世紀のイギリス文学を足がかりに、
近代イギリス文化を多彩な視点からとらえる。
主な論文・著書
「憂鬱な詩人 アレグザンダー・ポープと
政治諷刺」
『チャップ・ブックの世界』(講談社学術文庫)
『イギリス紳士のユーモア』(講談社学術文庫)
『コーヒー・ハウス』(講談社学術文庫)
『田園とイギリス人—神が創りし天地で』
(NHKブックス)
『東は東、西は西—イギリスの田舎町からみたグローバリズム』(NHKブックス)
『おどる民 だます国—英国南海泡沫事件
顛末記』(千倉書房)
主な訳書
ヒュー・ジョンソン『ワイン物語』(平凡社
ライブラリー)
テリー・イーグルトン『アフター・セオリー
—ポスト・モダニズムを超えて』(筑摩書房)
ドミニク・チータム『「くまのプーさん」を
英語で読み直す』(NHKブックス)など。

「2009年 『アメリカ〈帝国〉の苦境』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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