脳が言葉を取り戻すとき―失語症のカルテから (NHKブックス)

  • 日本放送出版協会
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140018453

作品紹介・あらすじ

ある日突然、交通事故による外傷や脳梗塞などによって大脳の言語中枢が損傷されると、人は言葉を失う。その時、われわれ人間は、いったい何を失うのだろうか。近年、コンピューターサイエンスや脳研究の進展によって失語症研究にも新たな展望が開けてきた。言葉を失った働き盛りのビジネスマンが、若い母親が、言葉を取り戻し、職場や家庭に復帰しようとしている。失語症の回復過程から脳の働きの不思議に迫り、言葉を失って初めて見えてくる人と言葉と社会の関係を問う。

感想・レビュー・書評

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  • コミュニケーションツールとして当たり前のように使用している言葉。ある日突然失った時、本人含め周囲の動揺は計り知れない。失語症といっても症状は様々であり、回復へ向けてのリハビリは、本人の強い意志と支える周囲の協力がなくしては語れないだろう。失語症患者とその家族に、勇気と希望を与えてくれると思う。

  • 第1部 理論、第2部 ケーススタディ、第3部 家族、社会との関係や周囲の心構えが書かれている。

    失語症のテスト、支援での教材の例も一部載せられている。

  •  「大脳には、ダメージを受けた時のバックアップがある」はこの本の中の言葉。どれほどこの言葉に勇気付けられただろうか。内容は、前の失語の本の方が失語という理論や方法論に詳しかった。こちらはむしろ、脳という器官の解説っぽかった。ともあれ、お勉強になりました。

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    2005/5/17

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著者プロフィール

さの・ようこ――1938年、中国・北京で生まれ、終戦後、日本に引き揚げました。1958年、武蔵野美術大学に入学。1967年、ベルリン造形大学でリトグラフを学びます。著書の絵本では、ロングセラーとなった『100万回生きたねこ』(講談社)や第8回講談社出版文化賞絵本賞を受賞した『わたしのぼうし』(ポプラ社)ほかがあります。童話にも、『わたしが妹だったとき』(偕成社)第1回新美南吉児童文学賞受賞作などがあり、そのほかに『ふつうがえらい』(新潮文庫)をはじめとするエッセイも執筆、『神も仏もありませぬ』(ちくま文庫)では第3回小林秀雄賞を受賞しました。2003年、紫綬褒章受章。2010年、永眠。享年72。

「2018年 『ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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