沖縄返還とは何だったのか 日米戦後交渉史の中で (NHKブックス 889)

  • 日本放送出版協会 (2000年6月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784140018897

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  • 2000年刊行。琉球大学法文学部教授。沖縄返還交渉過程の解析。米国の世界戦略と沖縄返還との関係、密約の米国にとっての意味など、沖縄返還に関する米国の思惑を基軸に解説を加える。「沖縄タイムズ」連載分に、それ以降の時期のそれを大幅に加筆したものが本書。本論とは直接関係はないが、公文書管理と公開に関する著者の批判は実に正論。

  • 結局結論はあいまいだね。
    →沖縄密約があろうとなかろうとアメリカは基地を使うらしい。

  • 私の学生時代は正に70年安保、そして沖縄返還の時代。今から振り返ると未だ戦後まもなく、沖縄返還を果たして初めて戦後が終わるという当時の佐藤首相の気持ちもやっと分かる気がしました。いかに米国にとって重要であった沖縄を返還するか、本土の沖縄なみ返還だ!と不平等な安保体制の変質へ批判的な気持ちで見ておりましたが、あれしかなかったような気がしてき、あの当時核抜きという声明が国民への騙しであり、度々新聞ですっぱ抜かれ問題となり、国会で政府が否定してきたことが、今や事実として誰も否定しないことに時代の変化を感じました。しかし、これは私たちの心の移ろいの激しさではあっても、沖縄には未だ続く現実なのだということが、改めて申し訳なく思います。

  • 目次
    第1章 安保条約とは何か―不平等は是正されたのか
    第2章 施政権返還の背景―米政府の思惑
    第3章 米国の交渉戦略―研究資料が示す舞台裏
    第4章 交渉開始―愛知・マイヤー会談から
    第5章 佐藤・ニクソン共同声明―核再持ち込みの密約はあったのか
    第6章 もう一つの密約―日米で食い違う巨額の補償費
    終章 もう一つの断面「ガイドライン関連法」

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著者プロフィール

琉球大学法文学部教授
沖縄返還をめぐる「日米密約問題」の資料をアメリカの公文書館で発見し、
注目を浴びる。
主要著書
『沖縄返還とは何だったのか』(講談社)『世界のなかの沖縄、沖縄のなかの日本』(世織書房)『戦後日米関係と安全保障』(吉川弘文館)、『日米安保を考え直す』(講談社)ほか。

「2013年 『人の移動、融合、変容の人類史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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