身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス 893)
- 日本放送出版協会 (2000年8月31日発売)
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感想 : 52件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784140018934
作品紹介・あらすじ
「ムカツク、キレる」が横行する現代日本。そこには、落ち着きをなくし、生きる構えを見失った日本人の姿がある。日本の20世紀を身体をなおざりにした100年と総括し、身体文化の中心軸としての腰・ハラ文化に着目し、ねばり強い腰とハラの構えを取り戻すことを提唱する。教育学の俊英が、21世紀のあるべき身体を論じる、注目の書。
みんなの感想まとめ
身体感覚を取り戻すことに焦点を当て、現代日本における心の安定と身体の関係を探求する内容が魅力的です。著者は、身体文化の重要性を強調し、特に腰やハラの構えを通じて、心身の調和を促す方法を提案しています。...
感想・レビュー・書評
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とてもいいことが書いてあるけど、内容が体系化されておらず後半は読み進めるのが辛い。
・重心がかかとよりにならないよう注意する
・親指の付け根の盛り上がったところに体重を載せる。膝に余裕を持たせる
・自由は、適切な制約や束縛があったほうが充実する
・歩きながら語る良さの一つに、沈黙が気にならない点がある
・精神の安定と深い関係のあるセロトニン神経系は、一定のリズムの反復行為によって活性化しやすい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉といえば、斎藤さんの身体感覚についての本
着物関係で身体操作に興味があるので、
年に一度は読むんだけど、情報量が多くてなかなか理解が追いつきません。
とはいえ、斎藤孝さんの本なので、読みやすさはある(ただ理解が追いついてないだけ)
興味のあることがいっぱい書いてあるので、何度も何度も時間をおいて読み直してます。2021.1読了
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齋藤さん文が柔らかくていい
背骨に息を通す
息を吐くことに集中。横隔膜を使って胃を限界まで吐く。そうすれば吸う意識は必要なく、自然に息は入ってくる。
上虚下実(みぞおちはは力を抜いて下腹に力を入れる。) -
具体的な腰肚文化についての実践的な記述は少ないように感じた
これは実践論でなく論文である -
江戸時代の人たちが、腰・ハラ文化にあることが本著の写真をもって説得してくれる。
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餅つきのときに「腰が入っていない」と言われたけれど、実際の感覚知としてわかってないんだな~とこの本を読んで思いました。特に、「腰」はまだしも「ハラ」を使った表現についてはそれがどういうことを意味するのかわからないから言葉としても使えてない。かつて普通に誰もが持っていた感覚を、自分は持てていないんだなと。そして印象的だったのは、相手が警戒していてもかかってしまうほどに磨かれているレベルが得意技、という部分でした。そこに至るまでの努力もそうだし、何かひとつそういうものを持てていると、やっぱり自分の自信になるしまずはそこ目指してもいいかなと思った一冊でした。
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齋藤孝の説明能力の高さ、確固たるロジックと引用文献のセンスのよさが際立っていて、「ははァーッ」と頭を下げたくなったほど。しかも学者の余技かと思いきや、大学時代から息(呼吸)をテーマに研究を積み重ねてきたとのこと。つまり、「身体性のプロ」なのだ。私が20代であったら迷うことなく書き写していたことだろう。それほどの傑作である。
https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2024/04/08/171549 -
松本典子先生 おすすめ
12【専門】361.5-S
★ブックリストのコメント
体の中心となる腰、ハラに視点を置いて身体感覚に気づかせ、行動のしかたを考えさせてくれます。教育や保育にもつながっていくものです。 -
身体感覚=姿勢=日本人の能力
野口体操の起源 -
日本の伝統のなかに受け継がれてきた身体の作法が、現代において忘却されつつあることに目を向け、とくに「腰肚文化」と「息の文化」の復権をとなえるとともに、著者自身がおこなっている実践的な試みについても触れられている本です。
身体論という分野においては、古くは市川浩や中村雄二郎、近年では鷲田清一や内田樹といった哲学者、思想家たちが考察を展開していますが、著者の身体論は竹内敏晴や野口晴哉らの実践的な試みを継承するような視角から展開されており、実感に裏打ちされた説得力が感じられます。本書でも、著者自身の体験のほか、さまざまなスポーツ選手のエピソードを引きながら、身体感覚の重要性をていねいに考察していて、おもしろく読むことができました。 -
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身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス)
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日本人が元来持っていた腰・肚文化。
姿勢が人間の精神をも形作る。
歩きながら考えることと座って考えることは違う。赤ん坊は何もかも面倒を見てやるのではなく、困ったことがあったときおんぶしてやれば自分から降りてまた外の世界へ立ち向かっていく。 -
身体の不調が続いていたので、再び齋藤孝さんの本を手に取った。日本人の身体の使い方や表現方法など目から鱗な事実ばかり。この本をキーブックに読書を続けていくことを肚に決めた。
【いちぶん】
「腰が据わっている」や「肚ができている」や「地に足がついている」といった感覚を自分の身において実感できている者はどれだけいるだろうか。 -
腰・肚を据える、反復練習といった言葉が出るとすぐにブラック〇〇を想起してしまう世の中は底が浅いのかも。
人の熟成期間なんて、ムダにしか思われていないフシがあるような。 -
スルスル読める。お手軽で今日から使える。だからといって「身体性」は軽いテーマではない。
お好み焼きヒックリ返しの極意。「一瞬の溜め」、その間に「お好み焼きがうまく返った状態を先行してイメージする」というのはいただき。 -
身体感覚と心のありよう、あるいは意思決定との関係について紹介されているのを、興味深く読みました。
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カラダにいま何が起きているのか
腰肚文化と自然体-立つ・歩く・坐る
失われゆく「からだ言葉」と身体感覚
型と技を見直す-身体知の先人
息の文化を取り戻す
力と形の「自己形成」感覚
二一世紀の身体へ -
読後の満足感が高い本でした。日本の伝統文化と筆者が位置づける「腰・ハラ文化」を取り戻すことで、身体の「中心感覚」を再生することができるという論が展開されます。
『声に出して読みたい日本語』で有名な筆者らしく身体にまつわる伝統的な表現についても豊富な引用があります。
個人的には第三章「型と技を見直す」、第四章「息の文化を取り戻す」の部分が中でも気に入っています。ヘリゲルの名著『弓と禅』など多くの参考文献の引用もあり、今後の読書の幅も広がりそうです。 -
自分を縛るもの、こだわり、苦しめられてきたこと、既成概念、意識していなかったこと、意識できていないこと。
ドグマ?
何が問題なのか。
何を意識すればいいのか。
何が中心なのか。
かなり納得のいく説明を受けた。
身体感覚
中心感覚
腰胆・丹田
呼吸・声にだすこと
型
大切なのは、まずこれらだ。
ということを、信じた。
はじめて読んでから、十年。
”I can now say this to you with a bit more certainty than when death was a useful but purely intellectual concept.”
(大好きなスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチの中から引用して)
このdeathを「身体感覚」に入れ替えて使ってみたい。
and
Don't be trapped by dogma, which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice, heart and intuition. ”身体” somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.” -
斎藤孝、身体に関する体系化された文章はすごいと思います。
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著者プロフィール
齋藤孝の作品
