“歴史”はいかに語られるか―1930年代「国民の物語」批判 (NHKブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019139

作品紹介・あらすじ

"歴史"とは何か、それはどのような役割を果たすのか-日本が総動員体制へ向かう一九三〇年代、"歴史"は、均一的な「日本人」を主語とする「国民の物語」へと変貌し、その語りを通して、排他的な共同体意識をうみ出していく。島崎藤村の歴史小説や火野葦平の戦記、そして女性たちが記したルポルタージュなど、三〇年代の多様なテキストを取り上げ、それらの語りに、「われわれ日本人」という歴史意識形成のメカニズムを探る。過去/現在を語る装置としての"歴史"のあり方を問い直す注目作。

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著者プロフィール

日本女子大学人間社会学部教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。専門は、歴史学(近現代日本史)。主な著作に、『「戦争経験」の戦後史――語られた体験/証言/記憶』(岩波書店、2010年)、『近現代日本史と歴史学――書き替えられてきた過去』(中央公論新社、2012年)、『近現代日本史との対話【幕末・維新~戦前編】/【戦中・戦後~現在編】』(集英社、2019年)、などがある。

「2020年 『環太平洋地域の移動と人種』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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