不安な時代、そして文明の衰退: われわれはどう生きるのか (NHKブックス 929)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019290

作品紹介・あらすじ

20世紀は、19世紀の西欧主義から一転してアメリカニズムの時代であった。戦争や革命という痛みを伴いながら、科学技術の進展により、成長を遂げた世紀であった。21世紀を迎えて、新しい文明の理念はどのように描かれるのか。それは、グロバリゼーションを進めるアメリカの一極支配への矛盾と確執の根源的解消をもたらす「多様性の中の共存」ではないか。「文明の衝突」論を乗り越え、「文明間の対話」の時代への手がかりを求めて、文化相対主義の視点を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    20世紀は、19世紀の西欧主義から一転してアメリカニズムの時代であった。
    戦争や革命という痛みを伴いながら、科学技術の進展により、成長を遂げた世紀であった。
    21世紀を迎えて、新しい文明の理念はどのように描かれるのか。
    それは、グロバリゼーションを進めるアメリカの一極支配への矛盾と確執の根源的解消をもたらす「多様性の中の共存」ではないか。
    「文明の衝突」論を乗り越え、「文明間の対話」の時代への手がかりを求めて、文化相対主義の視点を提示する。

    [ 目次 ]
    1 統合されゆく世界
    2 分散する世界
    3 混在する文化
    4 一様化と水平化
    5 膨張と略奪
    6 離脱する精神
    7 不安な時代と宗教

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著者プロフィール

小林道憲(こばやし・みちのり)
1944(昭和19)年 福井県生まれ。
1972(昭和47)年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
現在、福井大学教育地域科学部教授、
麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授。
専攻は哲学・文明論。

主な著書
〈哲学研究〉
『ヘーゲル「精神現象学」の考察』『生命と宇宙』
『複雑系社会の倫理学』『宗教とはなにか』
『宗教をどう生きるか』『複雑系の哲学』
『生命の哲学—〈生きる〉とは何かということ』(人文書館)
〈現代文明論〉
『欲望の体制』『われわれにとって国家とは何か』
『近代主義を超えて』『20世紀を読む』
『二十世紀とは何であったか』
『不安な時代、そして文明の衰退』
『対論・文明のこころを問う』(共著)
〈比較文明論・日本研究〉
『古代探求』『古代日本海文明交流圏』
『文明の交流史観』等がある。

「2008年 『生命(いのち)の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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