プリオン病の謎に迫る (NHKブックス 939)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019399

作品紹介・あらすじ

ウイルスとも細菌とも全く異なる新しい病原体「プリオン」。BSE(狂牛病)もプリオンによって引き起こされるプリオン病の一つだ。プリオンの本体は、異常プリオンタンパク質と考えられているが、その増殖のメカニズムはいまだに解明されていない。BSEはどこから発生したのか?なぜ種の壁を越えて、BSEが人に感染するのか?BSEが原因の変異型CJDは今後増えるのか?多くの謎につつまれたプリオン病について、第一人者が、歴史を辿りながら、科学的にわかりやすく解説する。

著者プロフィール

1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、現在、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、ベルギー・リエージュ大学名誉博士。専門はウイルス学。主な著書に『エマージングウイルスの世紀』(河出書房新社、1997)『ウイルスと人間』(岩波書店、2005)『史上最大の伝染病 牛疫 根絶までの四〇〇〇年』(岩波書店、2009)『ウイルスと地球生命』(岩波書店、2012)『近代医学の先駆者――ハンターとジェンナー』(岩波書店、2015)『はしかの脅威と驚異』(岩波書店、2017)『ウイルス・ルネッサンス』(東京化学同人、2017)『ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在』(みすず書房、2018)『ウイルスの世紀――なぜ繰り返し出現するのか』(みすず書房、2020)など、主な訳書にアマンダ・ケイ・マクヴェティ『牛疫――兵器化され、根絶されたウイルス』(みすず書房、2020)などがある。

「2022年 『異種移植 医療は種の境界を超えられるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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