子供とカップルの美術史 中世から18世紀へ (NHKブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019511

作品紹介・あらすじ

西洋美術で子供はどのように描かれてきたのか。中世におけるわが子への愛情、ブリューゲルの子供たちの自立した遊びの世界、ヤン・ステーンの道徳教訓の寓意性、ホガースの見捨てられた子供の社会問題、フラゴナールやゴヤの解放された子供たち。また、老人が性愛、若い娘が富を求めあう「不釣り合いのカップル」の不純な世界。ブリューゲル研究で国内外に名高い美術史家が、アリエスへの反証を始め、中世から18世紀に至る子供観の変遷、恋愛観・結婚観について、ぼう大な文字資料と図像を収集して解読する画期的労作。

感想・レビュー・書評

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    西洋美術で子供はどのように描かれてきたのか。中世におけるわが子への愛情、ブリューゲルの子供たちの自立した遊びの世界、ヤン・ステーンの道徳教訓の寓意性、ホガースの見捨てられた子供の社会問題、フラゴナールやゴヤの解放された子供たち。また、老人が性愛、若い娘が富を求めあう「不釣り合いのカップル」の不純な世界。ブリューゲル研究で国内外に名高い美術史家が、アリエスへの反証を始め、中世から18世紀に至る子供観の変遷、恋愛観・結婚観について、ぼう大な文字資料と図像を収集して解読する画期的労作。

  • [ 内容 ]
    西洋美術で子供はどのように描かれてきたのか。
    中世におけるわが子への愛情、ブリューゲルの子供たちの自立した遊びの世界、ヤン・ステーンの道徳教訓の寓意性、ホガースの見捨てられた子供の社会問題、フラゴナールやゴヤの解放された子供たち。
    また、老人が性愛、若い娘が富を求めあう「不釣り合いのカップル」の不純な世界。
    ブリューゲル研究で国内外に名高い美術史家が、アリエスへの反証を始め、中世から18世紀に至る子供観の変遷、恋愛観・結婚観について、ぼう大な文字資料と図像を収集して解読する画期的労作。

    [ 目次 ]
    第1部 子供の図像学(中世、近世初期ヨーロッパ美術における子供の発見;ルネサンス美術に見る遊ぶ子供;十七世紀オランダ絵画における家庭生活;ホガースの“描かれた道徳”と子供観;十八世紀絵画に“読む”子供への眼ざし;ゴヤの活力あふれる貧しい子供たち)
    第2部 「不釣り合いのカップル」の図像学

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    [ 参考となる書評 ]

  • ホガースの”描かれた道徳”と子供観が一番面白かった。「当世風の道徳的主題こそ人心にもっともアピールできる」とホガースは言う。

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著者プロフィール

明治大学名誉教授/ネーデルラント美術史

「2018年 『ネーデルラント美術の誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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