英文法をこわす 感覚による再構築 (NHKブックス)

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  • NHK出版
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140019580

作品紹介・あらすじ

英文法の規則や用法を丸暗記する必要はない。ネイティブの語感をじかに捉えること。theは「一つに決まる」ときに使われる。過去形は物理的時間の過去時を意味せず、「遠く離れたものを眺める視線」の中に存在する。現在完了形は過去の事態が眼前に広がる感触を示す。感覚からの見直しは、英語学習に効率と繊細と洞察をもたらす。動詞や冠詞、前置詞、時制などについて、その基本イメージから鮮やかに再構築する、文字どおり画期的な英文法論。

感想・レビュー・書評

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  •  「『感覚・イメージ』は非論理性の免罪符ではない」(p.209)という、良い意味で、「フィーリング」によって体感して理解する英文法を構築しようとした本。この本は、ネイティブの感覚をできるだけ忠実に文法として体現させようという試みを紹介したものであり、それらの例として、仮定法、時制、文型、冠詞などの文法事項が取り上げられている。したがってあくまで個々の文法事項についてのより深い解説は、同著者の他の著作を読んで下さい、ということになっている。学校文法では分からない深い知見が得られ、「大西文法」の導入として最適な本である。
     特に印象的なのは「時制の一致」が話し手が内容をどう捉えているかという点で起こるか起こらないかが決まる、といった話や、beforeを場所的な意味で使った場合は特殊なニュアンスが含まれるという部分だった。(08/08/16)

  • 鎌田浩毅の紹介本である。英文法を機械的な分類ではなくイメージで考える方法である。基礎にはあらかじめ最小の英文法の知識が必要だとは思われる。

  • 感覚で学んでいくというのがたまらない。大西先生の本は今後も読み続けます。

  • 言葉の持つイメージを感覚として捉える分析的視点は極めて示唆に富むもので、記述も硬質で読み物としても優れている。

  • ネイティブの小学生が話せて、
    10年以上英語をやった日本人が英語を話せない秘密が載っている。

    確かに、文法の勉強法がおかしいと思わせる。

    少し、英語が楽しくなってきた

  • 大津由紀雄氏の著書におすすめとして挙がっていたので読んでみた。
    記憶が定かでないがおそらくNHKで『ハートで感じる』シリーズを始める前に出版された本。

    「thatはthatなのだ」のような「XはX」であり、それ以上でもそれ以下でもないというのが的を射ているなあと思う。
    obviousはobviousなのだ。「明らかな」でも「明白な」でもない‥というように。

    ▼-----以下扱っている項目-----▼
    ○語彙レベル
    -that / so / take / must/have to / over / for / to(to不定詞含む) / 法助動詞 / 「見る」と訳される語の語彙ネットワーク / 前置詞 / 限定詞(総称性含む)

    ○形式レベル
    -5文型 / テンス・アスペクト(-ing(進行)/完了) / 仮定法

  • 大学図書館で偶然発見。

    何回も借りて読んだ。

    toは矢印の動き、とかためになることが多かったなぁ。

    ただ、文章が半端にレトリックを意識している感じで、読みづらいため買いはしなかった。

    イメージハンドブックが出てくれてよかった。

  • 学習塾で働いているために参考書はよく見る。

    その中で、この本の驚きは大きかった。

    高校生の勉強形態としても英文法は確固たる地位を築いている。

    これは6年間(人によっては3年間)で英語を学ぶものにとっては

    とても考えられた道のりで学べる仕組みになっている。

    この本はその「英文法をこわす」という大胆なネーミング。

    そして感覚を用いて英語を捉えなおすのだ。

    一般的な参考書に比べて、読み物なので厚さはなく薄め。

    そのため期待しているほどの量は無かった。

    取り上げている文法は中学生でも学習するようなものがメイン。

    しかしそれが良かったと思う。

    基本的な文法に絞って、それらのもつ感覚を伝えてくれたからだ。

    シンプルに、かつ分かりやすい趣向で。

    同じ著者の本をもっと読んでみたいと思う。

    この本を読んだうえで意識していきたいのは、学校文法を否定しないことだ。

    というのも、前述したが学校文法のもつねらいも十分ある。

    この本による感覚イメージだけを教えるのではなく使い分けが必要だ。

  • 英文法をイメージで再構築しようという試み。でも…でも…

  • このネイティブの感覚というとらえ方・・・いままでに無かった物だ。
    自分が欲しかった文法書?。

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著者プロフィール

現在、東洋学園大学教授。筑波大学大学院博士課程修了。
英語学専攻。オックスフォード大学言語研究所客員研究員を経る。
ポール・マクベイ氏との共書『ネイティブスピーカーズシリーズ』(研究社)、
『ハートで感じる英文法』(NHK出版)他。

「2008年 『英単語イメージハンドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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