快楽の脳科学 「いい気持ち」はどこから生まれるか (NHKブックス 976)
- 日本放送出版協会 (2003年8月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784140019764
感想・レビュー・書評
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章と節の各々のタイトルに魅かれて大学の図書館にて借りた。
精神分析、心理学方面からでなく、敢えて生化学方面からの脳科学を展開しながら精神医学方面までをも分析している。
下等から高等まで様々な動物実験等を用いた研究に基づいた考察と所見が箇々に見られて興味深く思った。
―下等生物はその生息環境に応じて必要な脳機能を持っている。
又、それ以上を必要としない故に人間の様な"高等"と云われる機能は持たないのだという考え方に納得した。
その他、精神病を脳の高等な機能、或いは生体に於ける必要な機能だという意見など、斬新な発想が面白かった。
欠点としては、節を分け過ぎている様にも思った。又、様々な分野に触れすぎた為に全体は浅薄となっている。…この本にあたっては、それが必要とされるのも解るが。
しかし、矢張りあらゆる方面、或いは別物に分類される筈の症例等を章に統一して相互の中の共通項に触れている為、興味をそそる一冊であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人が快楽を感じる仕組みについて,脳科学の立場から解説.
薬物依存,ダイエット,快眠,ゲーム等,様々な事象について記載されていて興味深かった.
・自己評価が下がると,クスリに手を出しやすくなる
・競馬や賭博が「当たる」ことに快感を覚えるのは,ランダムな世界に一瞬でも秩序を見い出せた気になるから.
・ゲームが禁止されるのは最近に限ったことではなく,1300年以上前の持統天皇の時代に「双六禁止令」が出されている(!) -
人間って複雑な生き物だ。
脳科学は曖昧な部分が多いから丸っと
信用できるかと言われたら微妙なところ。
著者自身本の制作中に考えがコロコロ変わってしまってなかなか進まなかったみたいだし・・・。
機能のザクッとまとめた「低次脳のマニフェスト」
「高次脳の反論」「小さなインパルスの独白」
がわかりやすくて面白かったです。 -
[ 内容 ]
クスリやゲームへの依存症、性的倒錯に過食…これら「快楽の暴走」は、脳内でどのように引き起こされるのか。
なぜヒトは暴力に快感をおぼえるのか。ヒトの脳を、認知や言語を司る高次の領域と、食欲や性欲など動物的欲望をになう低次の領域に分け、両者がせめぎあい、行き違うことに快楽のゆがみの原因を探る。
従来の脳科学が解き明かせなかった快楽という強烈な感情の本質に迫り、「どうにも止まらない」脳のしくみを明快に説く注目作。
[ 目次 ]
序章 喜怒哀楽から脳を見る
第1章 快楽の起源をさぐる(なぜ快/不快が生じるのか 低次脳と高次脳-心をとらえる視点 ほか)
第2章 暴走する快楽(なぜ薬物依存が起こるのか-ヒートアップする高次脳 ゆがむ食欲-低次脳と高次脳のせめぎあい ほか)
第3章 ゆらぐ快楽(恐怖に惹かれる脳-コワいもの見たさのメカニズム 暴力に快をおぼえる脳?闘争心が敵意に変わるとき ほか)
第4章 生きる力としての快楽(脳と人間の姿を見直す 正常/異常を超えて)
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しばらく本当の書店に行くのをサボっているとこういう面白そうな本を見逃してしまうんですね。
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