なるほどの対話

  • NHK出版
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本棚登録 : 154
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140053768

作品紹介・あらすじ

ユーモアと慈愛に包まれた至言の数々。心にしみこむ対話集。

感想・レビュー・書評

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  • 対談本は全然読まないのだけど、ばななも河合先生も好きなので読んでみました。

    やはり心理療法家。河合先生の質問は、より深く、具体性があって面白い!しかも河合先生の言葉は関西弁のままなので、非常に親近感がもてます。

    ぐっとくる文章もちらほら。

    河合先生のクライアントが言った「『死にたい』という言葉でしか、自分の『生きたい』という気持ちを表現できませんでした」という言葉。
    私はまだクライアントをもったことが無いけれど、クライアントのこのアンビバレントな感情を汲み取らなければいけないと強く、強く思ったのです。
    ひどくハッとさせられる言葉でした。

    それから『自分探し』とか『自己実現』という言葉が安易に使われている、という懸念に共感。

    好きなことをすることと、自己実現は違うと思うし、『自分探し』というけれど、自分なんて見つかるわけない。

    真剣に自分を探したら、それこそノイローゼになってしまう。

    私は、死ぬ間際にこそ自分というものを見つけられると思っています。

    読んだ後に残るこの満足感は久々。

    対談相手がばななさんだったからこそ、これらの河合先生の言葉を引き出せたのかと。

  • 読書や対話から気がつかされる事は多い。

  • 対談。若者のこと、日本社会のこと、等。わかりすぎる。

  • だから、そんなに能率よくするのが好きやったら、能率よくしねと。うろうろ生きてないで。

    日本の社会は、個人のクリエイティビティを犠牲にしながら、みんなが安全に暮らしている社会なんです。

    自信と謙虚の両立。

  • この本を読んで、両氏の著作を改めて読みたい、と思うようになった。河合先生と話すことで、普段は話をなるほどなるほどと聞く側、というばななさんがまるでおしゃべりな女の子。そうさせた河合先生はやはり聞く達人と感じた。死にたい人が死にたい気持ちを忘れられるような小説を書きたい、というばななさんの言葉を読み、ばななさんの小説が心の深いところに入ってくる理由が分かった気がした。

  • 河合さんの直観力と吉本さんの感性が随所に表れていました。現代社会のこういうところがダメという話ばかりで終わるのではなく、こういう部分もあるから今の社会も面白いよね、というところに展開していくのが素敵です。

  • ずいぶんと昔にも読んだけど、そのときはあまりひっかからなくて印象になかった。図書館でたまたま見つけ、なぜかまた読みたいという気持ちになって借りた。

  • 【読みたい】
    齋藤先生の『質問力』で紹介されていた。

    河合隼雄さんはもともと好きだが、村上春樹さんとの対談が面白くて、ますます好きになった。
    河合さんはもう鬼籍に入られているので、こういう本も貴重。

  • 「時々ばななさんの本を読みたくなる」に加え、「対談本って読みやすくて結構好きなのにあまり持っていないな〜」 と思っていた所に見つけた本

    ばななさんがホントに小さな頃から 小説家になる と決めていた事に驚き


    学校という場所が苦手で寝てばかりいて

    というばななさんに河合先生が返す言葉とそのやりとりを読んで妙に納得

    私も眠くて眠くて堪らない時期がありました…
    今もだいぶロングスリーパーではありますが。

  • わかりやすい言葉で書いてあって,
    「ここの言葉,書き留めておかなきゃ。」
    ってたくさん思いました。

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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