さくら 下巻―ドラマ小説 NHK連続テレビ小説

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140053850

作品紹介・あらすじ

人がいる。出会いがある。和ができる。別れがくる…。飛騨高山で英語の指導助手を続けるさくら。みずみずしい好奇心と天下無敵の明るさが、様々なドラマを引き起こす。日本の心と本当の自分を知ったさくらは…。愛と明るさ、爽やかな本音あふれる物語。

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  • ハワイから英語指導助手として岐阜高山にやってきた日系四世のさくらは夏休みの出来事がきっかけで同僚教師・桂木のことが気になり始めてしまう。そんなある日、突然婚約者のフリをしろとその桂木に頼まれてしまい、彼の実家に行くことに。そこには桂木のかつての恋人もいて――果たして二人の関係はどうなってしまうのか。沢田と別れた奥さんのこと、みどりの出産、文化祭に出られないピンチなど次々とさくらには様々な出来事が。そして、さくらたち外国人の集う場所であった小料理屋・レオナルドに突き付けられた立ち退き命令。それを出したのは、他でもないさくらの婚約者・ロバートだった……日本人とアメリカ人の間で揺れ動くさくらが辿る道は。2002年度前期のNHK連続テレビ小説こと朝ドラ。異色の異国育ちヒロインによる、高視聴率を記録した作品のノベライズ下巻。

    ↑あらすじに書ききれないほどいろんなこといっぱいでやっぱり朝ドラって半年間放送するだけあって回数も多いし長いしいっぱいいろんな話あるよな~としみじみしてしまった。お母さんの作家活動の話とかも意外と面白かったし、みどりの出産エピソードもよかった。沢田先生となよ子のエピソードも好きだな。特に指輪返しにきたところから結納を阻止しに行く下りのところ。すごいキュンとした。勿論今やったらこれは炎上するだろうし、SNSでボロクソに叩かれるだろうな~ってところも結構あるんだけど、それを加味してもノベライズでもそこそこ面白かったのでやっぱ本編見てみたいなと思いました。特にレオナルドの危機には思わず涙ぐんでしまうところもあった。あとロバートに別れを告げられて呆然としたさくらが、無理に明るく振る舞っておじいちゃんに言われるまで自分の悲しさを押し殺してたところなんて、これノベライズでも良かったから本編どんだけよかったかな~ってすごい気になった。明るい主人公が、闇堕ちじゃないけど元気をなくしてしまっておかしくなるみたいなの好きなんですよね。結局ロバートとはヨリ戻すのかなあ。個人的にはやっぱ桂木先生とくっついてほしかった。
    ただ、最後の方が単なるあらすじのような書き方になってたことだけが不満。ああこれは尺が足りないんだなーとは思ったけど、他の朝ドラノベライズもこんな感じならちょっとどころかかなり残念である。やっぱ朝ドラはドラマ本編見ないとね。だからNHKお願いさくら再放送してくれい!

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著者プロフィール

島根県生まれ。脚本家・作家。脚本は、NHK連続テレビ小説『さくら』(橋田壽賀子賞)、『冬の運動会』(放送文化基金賞・テレビドラマ番組賞)、NHK大河ドラマ『篤姫』、『江~姫たちの戦国~』など。小説は、『江』上下巻(NHK出版)、『美女と男子』(NHK出版)、『おね』上下巻(NHK出版)。

「2022年 『ヘルンとセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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