- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140054758
感想・レビュー・書評
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児童書じゃぁ無かった!!
物語が無限に沸いてくるテッペルという人間の人生。
筋立てとしてはテッペルが自伝をかいているという雰囲気で
進んでいきます。
タイトルの「サーカス団長の娘」は作中作として
登場し、あとあとまで複線として張られています。
むしろ、複線ではなくそのままの意味でというべきか・・・。
読者としてはこの物語がどのように進むかは
容易に想像できてしまうのが残念でした。 -
花が好きな本
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タイトルと表紙のイメージと異なる。こういう雰囲気で本を作りたいという気持ちはわからんでもないが、騙された。騙されたというのは、サーカスに属する少女が主人公と思って手に取ったのに、色々話のネタを思い付くオッサンの、その小咄の1つであって、自身の悲しい生まれに根深く閉ざした物語という、回りくどかった書き方に騙されたのよ。作家は著名な人みたいだが、自分がそれを読み取る土壌を持っていなせいで「やられたぜ」みたいな読後感が残るが、こういった、他の作品で絶対に味わうことのない感覚を体験できるのも、大きな収穫ではある。
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ヨースタイン・ゴルデル作品 翻訳本を
少しずつ読み漁っている
その読み終わった作品の中でも
ちょっと評価のつけかたが分からない
何を基準に星★の数を付けたらいいのか
思い悩んでしまう作品でした
なぜ、この本のタイトルが『サーカス団長の娘』
になっているのか
もっと違うタイトルでも良かったのでは?
と思ってしまう
あくまでも考え出した物語の中の登場人物であり
全てが架空の物語で
ある瞬間に考え出されたイメージだから
この本を読了した後で
タイトルと合っていない感じがしている
ではどういうタイトルが好ましかったのか
私個人の意見としては
『物語のネタ、有ります!』
なんてのは、どうかしら。
本を書くためのネタがあれば
見てみたいと思う人がいるのではないか
哲学的な内容か
そうではない普通の恋愛小説みたいな内容かにかかわらず、人の頭の中のイメージを見てみたいと思っている
人間はたくさんいるのではないでしょうか?
だからネット社会でSNSのコミュニティーサイトが流行るのでしょう。
自分の事より他人の秘密とか、感心事を
知りたいという要求は
誰でも、少しは持っているものだと思います。
でも度が過ぎた行動は嫌われますが…
まわりを騙し続ける人生も
アウトになってしまいますよね(^-^) -
物語の神になりそこなった男の物語。原因は愛。
入れ子式の小説が面白くもあり。放漫な男の人生が痛々しくもあり。
オチにつながるキャラクタが登場した瞬間にネタバレしちゃうのが惜しいな。 -
ペッテルの溢れる才能と人を惹きつける力、隙のない経営力そして影のある存在感がたまらなく読んでいて楽しかったです。これを読んでから売れてる作家さん達ってペッテルからネタ買ったのかな~なんて想像してしまいます。読み進めてページが減って行くのが惜しいと感じる一冊でした。