ヒストリアン・I

  • 日本放送出版協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140054932

作品紹介・あらすじ

少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。教授が最後に口にした言葉、それは…。いったい教授は何を言わんとしていたのか?そして彼はどこへ消えたのか?ホップウッド賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • "16歳の時に見つけた手紙、父の失踪。から始まる物語。
    とても、おもしろかった。ヨーロッパ各地を旅する。"

  • 上巻だけ読んでがっかりした。
    下巻から面白くなったりするのだろうか。
    前評判だけでこんな分厚い本を買ったことを後悔。

  • 歴史好きなのでタイトルに惹かれ、また舞台が私の好きな東欧ということでかなり期待して読んだが…正直期待はずれ。いわゆる吸血鬼ものでもっと斬新な展開・視点かと思ったのになぁ。話の進み方も一人称と手紙が交錯してややもっさりした印象。2巻で読むのをやめてしまった。

  • 10年以上前に購入し、途中で挫折した小説。
    ようやく1巻を読み終わりました。

    個人的には不要な描写が多く、読みにくかったです。
    建築物や街の美しさをかきたかったんでしょうが、
    その街や歴史に詳しくないとわからないことが多く、肝心のドラキュラは物語の真ん中辺りまで全然出て来ません。

    ヴラド・ツェペシュや、オスマン帝国などに詳しい人が読むと非常に面白い本ではあると思います。

    実際知らなくても後半くらいからはとても面白く、ハラハラしながら読むことができました。

    2巻に期待です。

  • 高校生くらいの頃読んだ。こういうゴシックホラーは大好きで、つい読んでしまう。しかし推理小説に近い展開で、肝心のヴァンパイアはその気配を濃厚に漂わせるもなかなか登場しない。そのじりじりした感じが好きで、楽しく読んだ。

  • 少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。教授が最後に口にした言葉、それは…。いったい教授は何を言わんとしていたのか?そして彼はどこへ消えたのか?ホップウッド賞受賞作。
    原題:The historian
    (2005年)

  • むーん。粗筋はねー。高校生の女子がいて、父の書斎で怪しい本を見つける。問い詰めても口は重い。仲良し親子は外交官の出張の度に2人で旅行する。ある日、父は娘を置いて消える。妻を捜しにゆく。娘は一応おつきの人と家に帰る。父の書斎で自分宛の手紙を見つけ、出かける。そのターンと、父の青春時代のターンが交互で読みにくい。両方、吸血鬼っぽいゾンビみたいなのに襲われる。ヨーロッパ全土の、オスマントルコの時代からの歴史の話という感じ。メフスト2世の名前ばっか出てくる。どうも東欧は日本以上に英語が普及してない印象だ。

  • ☆ドラキュラをめぐる旅。託された問いかけ。結構、読める。
    (著作 白鳥泥棒 県立 7F933コ 市立933コ)

  • この本は処女作ながら,全米第一位をとるベストセラー
    日本での出版社も何故か日本放送出版者協会(NHK)
    かなり売れた本のようですね~。
    秋になって,ちょっと長編ものを読みたくなり
    図書館にぶらり。目についたのがこれ。

    内容はドラキュラ
    大国からの侵略に果敢に抵抗した難攻不落の小さな国
    そこには恐ろしい領主がいた。
    そしてその恐ろしい人物は実在し,今もなお。。。

    世界各地の民謡、おとぎ話、言い伝え
    キリスト教もイスラム教も巻き込んだ不死の怪物
    実在する教会、地図、文書などを盛り込み
    どこまでが,フィクションなのか戸惑わせるような展開。
    字が小さいのが老眼にがちと、厳しいですが
    ここ何年かのアメリカの吸血鬼ブームの始まりはこれ?
    と,思わせるような本でした。

    2006年に日本で初版。全2巻1000ページほど。

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