- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140055045
感想・レビュー・書評
-
あそこで攻めていたら勝てていたかもしれない。
勝ち負けは簡単に変わるなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
直江兼続について書かれた本の下巻。どうしてもそうなってしまうものかもしれないが、晩年になるにしたがって、だんだんと若いころと比べると話の展開が早くなりすぎて、あっというまに進んでいってしまう。書き方が荒くなっているようにも見えてしまう。でもとにかく、非常に魅力的な武将であったことが伝わった。それにしても、関東甲信越になじみがないものは、最初からきちんと地図を片手に読み進めたほうがよかったかもしれない。
-
雪は、ありとあらゆるものに降り、白で覆っていきます。重く、冷たい。
けれども、暖かくなれば澄んだ水となって田畑を潤し、実りをもたらす。
謙信は自らを律することで、自身を雪そのものに見立てたように見える。
兼続は雪をかけがえのないものとし、そこから得られる恩恵を希求した。
〝雪〟を〝義〟と置き換えても、なにげに意味が通ると思いませんか?
直江状はさながら吹雪、ですね。それで大きな雪崩を起こそうとしたり。
雪を駆使して景勝と上杉家を未来に繋げてみせた。それが、兼続の凄み。 -
天地人〈下〉
-
「時代、場所、人間によってそこに生まれる義は在りようも変わる」
謙信の「義」=足利将軍家 兼続の「義」=上杉家を残す
景勝が寡黙で、兼続の引き立て役になっている感じ。執政に任命し、すべてを兼続に任せているのは、疑問。信頼していたというけれど、世が世なら、下剋上の対象たる無能な殿に見えてしまう。景勝もひとかどの人物に思うのだが。 -
戦国時代はあまり詳しくないけれども面白かったです。私、唯一戦国武将で好きなのは高山左近なので…。高山左近関連読みたいです。戦国無双的なのでは超雑魚キャラだったので残念デス!!!!2016年の大河楽しみです(笑)
-
越後の虎、上杉謙信の意志をだれよりも受け継ぐ男、その名は直江兼続!よろしく~~!愛の文字を兜に掲げ戦に臨む彼は、周りの人を和ませ、だれよりも信頼を受ける人物です。徳川の権力が次第に増す戦国時代末期。一国を担う彼は果たしてどんな判断をするのか。彼の行動力はパネェ!
-
時代、場所、人間によってそこに生まれる義は在りようも変わる。
乱世が治まるにつれ、義の重要性も薄らいでいた感じがした。
終始義や愛のことで、要所要所でもう少し兼続の内心や裏面が垣間見れてたらよかったかなと思う。
『臥竜の天』(同著者の伊達政宗の生涯)を先に読んでいたせいか、高田城普請で兼続が伊達政宗と会って言葉を交わしあう部分が印象的だった。 -
ドラマ始まる前に読破してしまったが、ドラマもおもしろかった。
近年の大河ドラマにしては地味な設定だと思ったが、原作力とキャストが良かく最終回まで楽しめました。 -
景勝主従は目で会話するシーンがこの主従なので結構出てきてます。以心伝心。それが天地人の見所だと私は思ったりして。あとはアレだ、船ちゃんと雪崩の話。どうしても直江状で燃え尽きというか収まっちゃうというか、なんか話が変わって淡々と終わった印象が強かった感じです。どうしてもそうなるかなとは思いつつもそっと泉沢さんとか出てきてくれれば良かったなとか思ったりした訳です。慶次はちょろっとのくせになんか存在感を感じる凄い人ですね。それはともかく勿論土俵を移した直江さんは静かに戦ってましたがね。