- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140055243
作品紹介・あらすじ
南半球にある小さな町。そこには"ドリームハンター"と呼ばれる特殊な能力をもった人たちがいた。彼らは、夢を捕まえ、持ち帰り、人びとに見せることで、富と名声を得ていた。特別な人しか入れない、夢が眠る「その場所」-それが「プレイス」だった。夢をあやつる力をもつ者にだけ許された不思議な場所で、ある一族の物語が始まる。ニュージーランドの実力派作家、渾身のファンタジー。
感想・レビュー・書評
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「プレイス」とだけ呼ばれる特別な場所で「夢」を捕獲し、記憶に留めたナマモノのようなその夢を持ち帰り、一緒に眠る(「鑑賞する」)ことで他の人々にもその夢を見せることができるドリームハンター。その設定自体がなかなか面白い。とはいえ、夢を求めて寝袋や水を入れた革袋を自ら背負って徒歩で歩きまわり、好きな時に眠ることもできないなんて、過酷な職業だねーと変なことを思ってしまったり。
プレイスの謎、ヘイム一族の謎、何なんでしょうね? イッキ読みするほどではないけど、とても面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い
こんなお話・・・
重くて大変だけど
進む -
思いっきりのファンタジー、上下巻でかなり読みでがありましたが、おもしろかったです。
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世界設定からして、複雑なので最初は読み進める事に忍耐がいりましたが、理解するとすっと物語が突き進んでいきます。女の子の物語とも言えるか。弱さ故の強さとも。
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南半球にある小さな町。そこには‘’ドリームハンター‘’と呼ばれる特殊な能力を持った人たちがいた。彼らは、夢を捕まえ、持ち帰り、人びとに見せることで、富と名声を得ていた。特別な人しか入れない、夢が眠る「その場所」……それが「プレイス」だった。
設定とかはとても面白い。が、登場人物の女の子達が、かわいくない。なんか上から目線だし、他に言い方あるんじゃないって感じ。 -
ニュージーランドを代表する作家、エリザベス・ノックスの長編ファンタジーです。
設定そのものがものすごい力強くて面白い! すげえ(≧∇≦)
というわけでー
★設定とストーリー
南半球のとある小さな国。
その国にはドリームハンターと呼ばれる特殊能力を持つ専門職の人々が存在する。
彼らは「プレイス」と呼ばれる異次元ぽい場所で、夢を捕獲してくる。
そしてその夢を、劇場や病院や夢の館などで「上演」する。
「上演」……つまり同時に近場で眠ることにより、ハンターは多くの観客にプレイスの夢を見せることができるのだ。
冒険の夢、癒しの夢、アバンチュールの夢などの良い夢を観覧することは、人々の高級な娯楽であり、医療や精神衛生などにも大いに役立っている。
しかし、良い夢があれば、悪夢もある。
プレイスで悪夢を捕獲してしまうハンターもいるが、悪夢の上映は取り締まり機関に禁止されている。
ドリームハンターの名家の娘であるラウラは、15歳で試験を受け、自身もハンターの力を持つことが見いだされた。
しかし同時期に、有名ドリームハンターである父が行方不明になる。
事故で死んだとか、プレイスに無謀な探検に出かけて帰ってこないのだとか、その消息はなかなかハッキリ掴めない。
そんな中、ラウラはプレイスで書かれたらしい、父の遺書めいた手紙を、非常に意外なところから見つける。
感想は下巻を読んでからノシ -
ニュージーランド発ファンタジー。
表紙の美しさに惹かれて手に取ってみた。
プレイスという場所に入り、ドリームハンターは「夢」を捕まえて眠りの中でその夢を上演する。
上下巻ともに分厚いので、読み応えありました。
砂男のナウンと、美人で聡明なローズがすきv -
なんとも不思議なお話です。
夢を捕まえて、人々に上映するドリームハンター、でもその世界自体があるものの見ている夢だった、、、。
意味を考えて読まない方が良いと思います。設定がすこし難しい、、、。
思いっきりファンタジーなのですが、なぜか背筋がゾクッとしました。
不思議な物語です。
夏休みとかに読むといいかも!! -
先週読んだ本。市内の図書館で借りてきました。
”プレイス”と呼ばれる場所から”夢”を採ってくる
「ドリームハンター」が活躍する世界。
その"夢"は「ドリームハンター」が眠ることで
他の人に見せることができて、
希望やら癒しやら絶望を与えることができる。
世界観を全部覚えるのがややこしいけれど、
それさえ抜かせばファンタジーとしては
かなり完成度高い!です。
著者のエリザベス・ノックスの著作が
邦訳されたのはこの1作が初めてらしいですが、
ぜひ他の作品も読みたいところです。