- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140055557
感想・レビュー・書評
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新潟の為の新潟本
上杉関連が読みたくて
無理して女描かなくてもいいんじゃないか
お船なんてもっと面白い題材になりそうなのに
上杉の当時の状況が分かって良かった。
綺麗事過ぎて読むのがちとツライ場面が
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豊臣秀吉の天下、そしてその後釜、天に召された後。
怒涛の時代がすみました。
あぁ終わった…という状態。
結局、多分オリジナルだろうか、と思っていた人物は
ひっそりといなくなりました、という状態?
側室とかになるのかと思ったのですが
何の動きもなかったです。
歴史の流れはこんな感じだったか? と
思い返してみても分からない状態。
これをきっちりと読んだら、歴史に強くなったやも。
歴史として憶えるのは無理ですが
話としては最後まで読みやすかったです。 -
雪国の人は強いですなあ。
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2014/05/25購入
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上・中と読んで、下巻を読むのを、と言うか、下巻の存在を忘れてました・・・。
とても読みやすいですが、なんとなく、内容が薄い気がします・・・。
関が原は仕方がないとしても、大阪の陣も、さらっと終わってしまい
ました。伏線の割には、真田幸村との絡みもそれほど盛り上がらなかったし・・・。
主人公が、何故、「愛」と言う言葉を貫こうとしたのか、細工は流々でしたのに、仕上げはとっても分かりにくかった。
実物がそのくらい複雑な行動をしていて史実に従うと主題と結び付けにくくなるのでしょうが・・・。キャラは立っているので、決してこの作品がつまらないわけではないですが・・・。
また別の作品に期待しようと思います。 -
一昨年に大河ドラマになった、直江兼続の生涯について描いた歴史物語で、実家の母から、とてもおもしろかったから読んでみたらと勧められ、いただいて読みました。
たしかにものすごくおもしろかったです。本を読んで久々に感動しました。
直江兼続は、越後上杉家の武将で上杉家の内政を支えていた人という漠然としたイメージは持っていましたが、恥ずかしいことに上杉謙信の時代の人だと今まですっかり誤解していました。実際は、上杉景勝の元で、謙信亡き後、織田、豊臣、徳川といった覇者に対して、相対的に衰退していく上杉家を守り抜き、江戸米沢藩までつないだ最大の立役者だったということが、これを読んで初めてよくわかりました。
特に、戦国時代の最大のライバル武田家が、長篠の敗戦以後あっさりと滅亡してしまったことを考えると、豊臣家で五大老の一角をなし、関ヶ原前には反徳川寄りだったにもかかわらず、江戸時代まで家督を守ることができたぎりぎりの状況判断のすばらしさというのは、本当に驚嘆に値します。
外野から見ると、義に殉じて滅びていくのを見る方が美しくはありますが、個人としてならともかく、大勢の命と生活を預かる組織のリーダーとしてはそのような行動ととられることは単に迷惑極まりない話であり、この直江兼続の判断は、心の底から尊敬に値するものだと思います。
非常に勉強になりました。 -
新潟、川越、山形、鶴岡などを舞台とした作品です。
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全3巻もこれで完結。なかなか面白かったです。一歩歴史の歯車が違えば、上杉&直江コンビが天下を取ったのかもしれませんが、まあこれは結果論というものでしょうか。それよりも、米沢へ移った後の粘りの藩経営こそ、讃えられるべきだと思います。
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大河が微妙な評価を受けているので、原作と比べてみたけれど、原作ではそれなりに厳しい話も書かれています。ドラマでは兼継は非の打ちどころのないような人物になっているけれど、人間的にはあまり尊敬できた人ではないなあと思うところもちょくちょくありました。
著者の兼継への情熱に引きずられるように読み終えた作品。歴史に疎い自分にとっては、それでも大変ためになりました。
景勝がカッコ良くなかったらしいということに、ちょっとガッカリ。。。