江 姫たちの戦国 (上)

  • 日本放送出版協会 (2009年10月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784140055700

みんなの感想まとめ

戦国時代を舞台に、女性たちの力強い生き様を描いた物語です。主人公の江を中心に、浅井家三姉妹や織田信長の妹お市の方、豊臣秀吉の正室おねなど、歴史的な女性たちが生き生きと描かれています。物怖じしない江の姿...

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。一気読み。

    前作の「篤姫」も、先月始まった「江」も面白くて
    本当に上手い脚本家さんだなあとは思っていましたが、
    「本」となった時どうだろう、と今まで手に取らずにいました。
    感想は有体に言えば、いい意味で裏切られました。

    ドラマにはない、「手」の話が最初から面白かった。
    あのかっこいいトヨエツの信長やお市の方がドラマから退場したら、
    一気に面白くなくなってしまうのではないかと思っていましたが、
    杞憂に済みそうです。
    秀吉の描かれ方の面白いこと。
    正直「茶々が心から秀吉に惹かれていく」という流れには
    「それは無いでしょ」と思っていましたが、
    思わず納得させられてしまいました。見事です。
    豊臣家での生活が本当に予想以上に面白かった。

    それに何と言ってもあの竹千代つまり秀忠の性格……!
    篤姫の家定公もそうでしたが、キャラ付けが相当秀逸。
    これは思わずひきつけられます。江との再会が楽しみでなりません。

    それにしても、活字でもこれだけそれぞれの登場人物が魅力的で、
    その様子がありありと想像できたので、ドラマに本当に期待です。
    特に秀忠! 多分最初は向井さんじゃないだろうなあ。
    小生意気な竹千代を誰が演じてくれるか楽しみです。あと秀勝も!

    上巻は秀吉の朝鮮出兵前まで。下巻も一気読みしてしまいそうです。

  • 二代将軍徳川秀忠の正室となる江(ごう)が主人公の物語です。
    浅井家三姉妹の三女お江を中心に、母で織田信長の妹お市の方、
    豊臣秀吉の正室おね、明智光秀の娘で細川忠興正室のガラシャ、
    など戦国時代を生きた女性に焦点を当てた大河ドラマです。

  • 大分前の大河ドラマでやってた記憶があった。検索してみたら結果が豊富で驚いてる。浅井三姉妹は人気コンテンツなんだな。
    それぞれの視点でそれぞれの事情を鑑みながら同じ歴史を辿ってみると、人の数だけ違う物語があるとわかる。江の人生とすれ違った他の人々の話も読んでみたい。千利休とか柴田勝家とか春日局とか。
    江は信長似だからと秀吉にも家康にもポンポンもの言う姫として描かれてたけど、そんなに自由に発言できるものなのかな。大奥ができるまでは夫婦わりと身近に暮らしていたのかな。

  • コメントは下巻にまとめて

  • 大奥の潔い終焉を描き「篤姫ブーム」を巻き起こした田渕久美子が、大奥の始まりに至る道のりを、浅井三姉妹の三女・江を主人公に鮮やかに華やかに描く。

  • 江の元気さが読みやすい本をよりいっそう読みやすくしている気がしました。楽しく読めました。

  • 下の本は既に読んでいたが、今回 改めて始めから読んでみて、大河ドラマを思い出しながら俳優さんの顔が浮かび、読み進められ楽しく読了でき良かった。

  • 大河ドラマでは、そのときの江がいくつなのか全然わからなかった。。
    本読んで、天正何年が江の年なんだなーとわかった!

    お市の方、「女の戦は生きること 本日只今を生きること」にございます。

  • 戦国から江戸に移り変わる激動の時代、運命に翻弄された浅井三姉妹の次女・江姫の生涯を書く。
    上巻では、戦に巻き込まれて住処を転々としながらも、天真爛漫な姿に好感を持てました。自分的には今いち印象の薄かった江姫ですが、史実はさておき、とっつきやすい文体と展開が面白かったです。

  • 大河と違うとこは、全体的になんかさっぱりしてるとこ。同じところは、江がキャピキャピしてみえるとこ。

  • 江の行動に違和感…

  • 2011年大河ドラマの原作。とても読みやすく、歴史が苦手な方でもスイスイ読めると思います。
    浅井三姉妹(お茶々・お初・お江)の絆があらゆる場面で感じられ、ほっこりする(^-^)v

  • 大河ドラマの原作。読みやすかった。

  • 女の戦は生きること。本日只今を生きることーーーーーー。
    お市はまさに女の中の女であると思います。最初は憎たらしかった秀吉が、どうも読み進めていくうちに愛しく思えてくるのです。お茶々の気持ちもわかる気がします。

    わたし的に秀忠の人間性というか、キャラがツボだったので、下巻での江との絡みや馴れ初めが楽しみです。

  • NHK 大河ドラマの原作。TVでは江は幼少期 三重県津市で過ごしたとの設定。

  • 読みやすい

  • (2011.02.08読了)(2011.02.02借入)
    2011年NHK大河ドラマの原作です。2009年に出版されていますので、すぐ借りることができるかな、と思ったのですが、ぼくと同様放映が始まってから読もうという方が結構いたようで、1カ月待たされました。
    「江の生涯」福田千鶴著、を読んでみたら、「江」に関する歴史上の記録によるエピソードみたいなものは、秀忠の妻になってからのものがいくつかあるようですが、その他のものは、全くないようです。従って、江をどのように描くかは、作者の思うがままということになります。信長、秀吉、光秀、家康、等「江」の関係者に関する史実は、ある程度明らかになっているので、その中に「江」をどのようにはめ込むか、ということです。
    読んでみると、これは、作者の田渕さんが江になって、自分が江だったら戦国末期をどう生きただろうか、という問題意識で書かれたような気がします。
    ついでだから、信長、家康、光秀、秀吉、利休、おね、たま、等に江の口を借りて日ごろ自分が疑問に思っていることを問い正し、納得のいく答えを引き出そうとしているようです。もちろん回答しているのも、田渕さん自身ではありますが、自分の納得のゆく答えを考えだせれば、読者にも戦国時代を面白いものに感じてもらえる、ということです。
    ということで、主人公の江は、信長や家康に聞きにくいであろうことを聞かずにはおれない元気いっぱいの女性という形で描いています。

    物語は、江の7歳の時からはじまっています。初は、3歳上の10歳、茶々は、11歳です。信長の弟の信包(のぶかね)の居城、伊勢上野城で、母親のお市と暮らしています。
    安土城が完成したので、信長がお市と三姉妹を城に招きます。そこで江は、信長、家康、秀吉、光秀、柴田勝家等と会うとともに、父の浅井長政がなぜなくなったかも知ります。
    その年、信長の命令で、浜松の徳川家康が、正室の築山殿を家臣に命じて処刑し、さらに嫡男の信康を切腹させるという事件があった。(72頁)
    築山殿と信康が、甲斐の武田家と組み、信長を討とうと策謀している、という情報が寄せられたためだった。
    1581年2月末、信長は京都で大騎馬団による華麗かつ壮大な乗馬行進―馬揃えを挙行した。統括責任者には光秀が任じられた。(82頁)
    1582年6月2日、明智光秀は、本能寺の信長を襲い死に追いやり、織田信忠も二条御所を襲われ、自害して果てた。
    光秀は、6月13日の山崎の戦で、秀吉に敗れ、天下は11日で、秀吉に移った。
    お市の方は、三姉妹を連れて、柴田勝家に嫁いだ。(137頁)
    1583年4月、柴田勝家は賤ヶ岳の闘いで、敗れ北庄城に退き、勝家とお市の方は城と一緒に果てた。三姉妹は、秀吉に託された。
    1584年、12歳になった江は、お市の方の姉の息子の佐治一成16歳のもとに嫁いだ。(176頁)
    1584年3月、秀吉軍と信勝・徳川連合軍は戦闘状態に突入した。
    年末になり、和議が成立し、家康も撤兵した。家康の撤兵を手助けしたのが佐治一成であった。これを知った秀吉は怒り、茶々が病気と偽り、江を呼び寄せ、そのまま離縁となった。それからしばらくは、大坂城で暮らした。
    1587年、初は、京極高次に嫁いだ。初はこの時18歳。
    1588年、茶々は、秀吉の側室となった。この時茶々は、20歳。
    茶々は間もなく懐妊し、秀吉は、淀城を築き、茶々は淀城に移り、淀殿と呼ばれる。
    茶々は、男子を出産し、「捨」と名付けられた。
    1590年、徳川家三男の竹千代(のちの秀忠)12歳が、豊臣家の人質となるため大坂城にやってきた。(301頁)
    秀吉は、竹千代を元服させ、秀吉の名前を一字与え秀忠と名乗らせ、数日後駿府へ返した。
    3月、秀吉は家康の協力を得て、小田原の北条家討伐に出陣した。7月、北条は降伏。
    秀吉は、家康に関八州転封を命じ、家康はこれに従った。
    天下統一は実現し、秀吉は、朝鮮出兵へと動き始める。

    ●石山本願寺との戦い、延暦寺焼き討ちについて(55頁)
    信長「一向門徒の国は極楽、つまりあの世にある。にもかかわらず、あのものたちは現世の政に異を唱え、泥足で入り込み、権力をほしいままにしようとする。おかしいと思わぬか」
    ●「天下布武」の意味(56頁)
    江「武力で天下を統一する、そういうことだと存じます」
    信長「武家、公家、寺家、この世には三つの権勢がある。そのうちの武家が主体となり、天下をまとめようとするのが、『天下布武』に込めた、わが意思じゃ」
    ●神仏について(57頁)
    信長「神も仏も知らぬ。わしは自分しか信じぬものである」
    信長「そちも覚えておくがよい。喜びと共に生きたいならば、おのれだけを信じることじゃ」
    ●信長の江への望み(60頁)
    「そちは宝をもっておる」「持って生れし、その心根じゃ。そのまま大きゅうなれ、お江。おのれを信じ、おのれの思うまま存分に生きよ。それがわしの望みである」
    ●女子の戦(65頁)
    お市「女子の戦とは、生きることにございます」
    ●あらゆる宗教を拒まぬ理由(98頁)
    信長「宗教とは所詮、人間が作りしもの。どれもこれも妄想、迷信、絵空事にすぎぬからじゃ」
    ●敵は本能寺に(116頁)
    光秀「こたびの戦、私心にあらず。信長の許しがたき所業の数々、天に代わってこの惟任日向守光秀が誅罸仕るものである。これぞ義の道、天の道なり。敵は本能寺にあり!」
    ●お市はなぜ勝家に嫁ぐのか(139頁)
    お市「私は柴田様を猿に勝たせたい。それゆえ妻となる。それは、この私の意思じゃ。誰かの思惑に縛られ、操られて動くのではない」
    ●高山右近の秀吉への回答(248頁)
    「大名の地位など、信仰の喜びの前にはひとかけらの価値もありませぬ。どうぞ領地を召し上げ、この身を追放してくださりませ」
    ●茶々が秀吉の側室になったことを江が利休に相談(280頁)
    利休「茶々さんの生きてる時間は、茶々さんだけのもんですわ」
    利休「たとえ心中したかて、あの世に行くんは別々。一人で生まれて一人で死ぬ、それが人ですわ」

    NHK大河ドラマの「江」は、この原作をだいぶ組み替えて脚本化しているようです。この本では、おねや利休はだいぶ進んでから出てきますが、ドラマでは、早々と登場しました。
    また、江が信長・秀吉に聞けないことは、利休に訊ねるという形にしています。光秀とその娘のたま(ガラシャ)についても、たびたび登場させています。
    信長の正室、濃姫は登場しません。利休のお気に入りの絵師ということで、長谷川等伯とその息子の久蔵が本の最後に、登場します。

    ☆関連図書(既読)
    「江の生涯-徳川将軍家御台所の役割-」福田千鶴著、中公新書、2010.11.25
    「江史跡紀行」小和田哲男監修、新人物往来社、2010.11.25
    (2011年2月16日・記)

  • 秀吉の都合でまた離縁させたりして、時代の翻弄されながら、強く生きています。さあ、どうなるか下巻も読みたいと思ってます。

  • 行け行けGO!GO!

    このままの勢いで下巻につきすすみます。

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著者プロフィール

島根県生まれ。脚本家・作家。脚本は、NHK連続テレビ小説『さくら』(橋田壽賀子賞)、『冬の運動会』(放送文化基金賞・テレビドラマ番組賞)、NHK大河ドラマ『篤姫』、『江~姫たちの戦国~』など。小説は、『江』上下巻(NHK出版)、『美女と男子』(NHK出版)、『おね』上下巻(NHK出版)。

「2022年 『ヘルンとセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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