君がいない夜のごはん

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  • NHK出版
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本棚登録 : 1596
レビュー : 244
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140056004

感想・レビュー・書評

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  • 食べ物の話で共感することが相手への印象に与える威力はすごい。
    この本を読んで穂村弘さんに対する仲間意識が私の中でぐーんと育った。
    またそれがしょうもないことだったりするから余計に嬉しい。

    穂村さんは自分が悩んでいることがしょうもないことだと認識しながら尚も悩み続けている。
    そう思わせるところがある。
    それがいい。
    妙に勇気付けられる。

    食のエッセイだけどそんなにお腹は空かない。
    でも大爆笑出来る至福の1冊。

  • 食べ物シリーズ。
    ふふっっと笑いながら読む。
    食べ物との関係性についてここまで掘り下げるとは。どうでもいいようなことを掘り下げて世界を面白く変えるのが穂村さんの好きなところ。

    穂村さんが結婚してたことを知ってショックだった!ダメエピソード満載で、結婚できない仲間かと思っていたのに………
    よく考えればステキな人なんでしょう。
    結婚を確かめるついでにグーグル画像検索で顔をみたら、とてもダンディで物書きのオーラがあってかっこよく、裏切られた気がしました。

    うん、日曜日みたいな、平和でほっこりした一冊。

  • 『がーん。』
    穂村さんはかわいい人だな。もしかしたら本人は生きづらい世の中だと思っているかもしれないけど、その一生懸命さが端から見ればとっても魅力的だ。
    「甘やかしすぎだろう! おい親!!」と思わなくもないが(偉そう)、その育て方ゆえにこんなに愉快でかわいい人ができたわけで、子育てに正解はないんだな。なんの話してんだろう。

  • 友達の薦めで読んでみた穂村さんのエッセイ。

    似たものを感じるからか、ほむほむのだらしなさが癖になります。
    お弁当のラップをちょこっとだけ開けて、ほじって食べたりはしないけどね 笑。

  • 牛乳
    カップに唇をつけたとたんに、牛乳が真っ黒になって驚く。
    反射的に時計をみると零時。
    賞味期限が切れたのだ。



    まるで近未来の小説のような詩で始まるけれど、穂村さんの食に関するエッセイ集。


    「肉じゃが」から「にん」ばかりを選んで買うのは犯罪ではありません。

    脳内疑似旅行の力によって、全ての変を一期一会のスパイス化することに成功したのである。

    気がつけば、完璧な筈の珈琲タイムがいつの間にかぐだぐだぐう。


    三十一文字の人だわ。
    書ききれないくらいの言葉の
    きらっ、きらっ、きらっ。

  • 食べる事は好きだ。
    でも話題のレストランに行きたいとか、手の込んだ料理にチャレンジしたい
    とかはあまり思わない。それよりもコンビニで売ってるお気に入りのお菓子や
    パンが好きなだけ食べられる方が幸せだ。
    私の「食」に対する欲は穂村さんとおそらく近いと思う。

    たまに脱線するけど「食」というテーマが決まっているので読みやすくて、
    穂村さんのエッセイの中でもかなり共感度が高かった。

    私もミスドならD-ポップ、チェルシーならヨーグルト味が好きだし、
    しけたお煎餅やたまごがのっかった料理に魅力を感じてしまう。

  • そんなとこ意識したこともなかったよ…!
    という思わず笑ってしまうような発見がたくさん。
    本人は大真面目なんだろうなって感じがまた面白い。文章表現がまた秀逸!

    さすが穂村さん。

  • 私の脳内にもまた有能な「逆ソムリエ」が住んでいる。おかげで食べられないもの、食べられなくなったものがたくさんある。いつか「逆ソムリエ」を黙らせることができたら、たまごサンドをたらふく食べたい。

  • 食に関するエッセイ。知っている知識をここぞとばかりに披露するものではなく、日常における食べ物をキーワードに、ほのぼのとした内容が主だ。読んでいてフッっと笑えて、のんびりと楽しく読めた一冊。やっぱりたまにはこういった本が時を癒してくれる。

  • 8/310

著者プロフィール

穂村弘(ほむら ひろし)
1962年、北海道生まれの歌人。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞をそれぞれ受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。その他代表作に、『本当はちがうんだ日記』『絶叫委員会』『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

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