八重の桜 (二)

  • NHK出版
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本棚登録 : 68
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140056264

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第十四章 新しい日々へ
    第十五章 薩長の密約
    第十六章 遠ざかる背中
    第十七章 暗雲迫る
    第十八章 討幕のたくらみ
    第十九章 慶喜の誤算
    第二十章 開戦!鳥羽伏見
    第二十一章 敗戦の責任
    第二十二章 戦雲、東へ
    第二十三章 奥羽の誓い

    「どこで間違ったんだ、会津は・・・」

    2013.05.18 読了

  • NHK大河ドラマ『八重の桜』シリーズ第2巻。幕末の暗雲がたちこめるなか、戦いの火ぶたとなった鳥羽伏見の戦いで幕府軍は破れ、会津藩は逆賊として扱われる。鶴ヶ城での籠城戦で多くの仲間が死んでいくなか、男装し自ら銃を持ち最後まで奮戦した八重だったが、白虎隊の無念の死、夫との別れを経て、会津戦争は敗北をむかえる。NHK出版 (2013/3/26)、無知だった会津の歴史が良く分かる。録画しているドラマ視聴沿って読書、次巻七月末発売?も図書館の蔵書待ち。

  • 読み進めるにつれて、どんどん会津藩の状況が悪くなっていくのがわかる。
    早く続きが読みたくなる。

  • 幕末、会津からの視線でのものって私は見たことも読んだこともなかったので新鮮ですが、どんどん状況が悪くなっていくところなので、暗くなります。3巻はもっと酷くなるんだなあ・・・

  • 山本むつみがNHKのインタビューで。読み込んだ資料が200冊。1%を見つけるために。年表作って毎日みるところに張る。来週みたくなるように心を揺さぶる。なるほど、流石、真似しよう。でも、出来そうでできないな

  • 戊辰の手前まで。折り返し前に戊辰に入るのかと思っていたので、ちょっとびっくりしました。
    (でも、戊辰の真っただ中で「続きは次巻で!」というのもイケズですよね)
    一の巻は、覚馬が中心的な存在のように感じられる部分もあったのですが、この二の巻は八重中心の部分も多く、ようやく「主人公」になったような気がします。

  • (2013.04.10読了)(2013.03.28購入)
    【新島八重とその周辺・その⑦】
    NHK大河ドラマのノベライズ版、第二弾です。
    4月7日放送分から、6月中旬までの分でしょうか?10回分です。
    ドラマとは微妙に違いますが、大筋はあっているようです。撮影の段階で、設定を多少変えてしまうのでしょう。
    話のメインは、京都の会津藩の方にあるのはやむを得ないでしょう。
    蛤御門の変で、敗れた長州は、京都をいったん引き揚げたのですが、打倒徳川の意志は、変わりません。ただ、馬関戦争で、夷敵に敗れ、攘夷はやめて、装備を近代化します。
    薩長同盟で薩摩もそれに協力します。(坂本竜馬は登場しません)
    薩摩、長州、土佐、それに、岩倉具視が加わって、徳川幕府を追いこんでゆきます。
    徳川方では、徳川慶喜が、将軍職を継いでいますが、よく分からない人です。
    口先はうまいのですが、いうことが一貫していません。
    徳川慶喜のおかげで、江戸での戦が避けられ、徳川家も生きのびることができた、とは言えるのでしょうけど、ふがいないという印象はぬぐえません。
    大政奉還、鳥羽伏見の戦い、江戸城開城、と物語は進み、新政府軍が、会津へと迫ってくるところまでで、第二巻は終わりです。
    八重さんは、川崎尚之助と結婚し、尚之助さんは、会津藩より扶持を貰えるようになりました。迫りくる危機に備えて、尚之助と八重さんは、会津藩への攻め口となるところや近隣の藩を見て歩きます。(実際にあったかどうかは知りませんが)
    京都の山本覚馬さんは、白内障のため、だんだん目が見えなくなってきています。
    そのため、鳥羽伏見の戦の時の、戦闘には、参加できず、薩摩藩に捕らわれの身になってしまいます。
    八重さんの弟の三郎は、江戸へ勉学に行っていたのが、そのまま京都へと向かい鳥羽伏見の戦いで、…。

    【目次】
    第十四章 新しい日々へ
    第十五章 薩長の密約
    第十六章 遠ざかる背中
    第十七章 暗雲迫る
    第十八章 討幕のたくらみ
    第十九章 慶喜の誤算
    第二十章 開戦! 鳥羽伏見
    第二十一章 敗戦の責任
    第二十二章 戦雲、東へ
    第二十三章 奥羽の誓い

    ●大政奉還(104頁)
    「朝廷には、政を行う人材も、戦をする兵もない。政権を返されたとて、何も出来ぬわ。……しばらくは従来通り、我等が動かすこととなろう。建白書には、上院、下院の制を敷くとある。なれど、そのようなものが動き出すには時がかかる。そのあいだに、徳川の威信を保つための、手を打てば良い」
    (徳川慶喜が、このようにいったかどうかはわかりませんが、当たっていそうな感じです。)
    ●江戸へ逃げる(186頁)
    (徳川慶喜)「兵は置いていく。我等が城を出ること、家臣たちにも口外無用。榎本の軍艦が天保山沖に停泊している。今宵のうちに乗りこみ、江戸に向かうのだ」
    (松平容保)「兵たちを見捨てて? それはなりませぬ! 最後の一騎となるまで戦い抜くと、仰せになったではありませぬか」
    (徳川慶喜)「あれは、皆の動揺を鎮める方便だ。いったん江戸に戻り、再起をはかるぞ」
    ●江戸へ戻ると(193頁)
    慶喜は、老中を解任し、会津をはじめ徳川と共に戦った諸藩に、江戸からの立ち退きを命じた。それは、新政権に対する、全面的な降伏であった。
    ●絶望から(238頁)
    何があっても自分を見失ってはならない。絶望に、心を譲り渡してはならない。悲しみに心が呑みこまれてしまえば、人は闇の中で生きるしかない。自分をいたわり、できることをする。たとえ愛する人を失っても、人はそうして自分の足で立って生きていくしかないのだと、八重は思う。

    ☆関連図書(既読)
    「保科正之-徳川将軍家を支えた会津藩主-」中村彰彦著、中公新書、1995.01.25
    「奥羽越列藩同盟」星亮一著、中公新書、1995.03.25
    「松平容保-武士の義に生きた幕末の名君-」葉治英哉著、PHP文庫、1997.01.20
    「新島八重の維新」安藤優一郎著、青春新書、2012.06.15
    「八重の桜(一)」山本むつみ作・五十嵐佳子著、NHK出版、2012.11.30
    「吉田松陰」奈良本辰也著、岩波新書、1951.01.20
    「吉田松陰」古川薫著、光文社文庫、1989.06.20
    「吉田松陰の東北紀行」滝沢洋之著、歴史春秋出版、1992.12.25
    (2013年4月11日・記)
    (「BOOK」データベースより)
    幕末の暗雲がたちこめるなか、戦いの火ぶたとなった鳥羽・伏見の戦いで幕府軍は敗れ、会津は新政府軍から逆賊として扱われる。新政府軍との力の差は歴然、会津はしだいに窮地に追い込まれていく。

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著者プロフィール

1956年、山形県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。女性誌を中心にライターとして広く活躍。著書に「結実の産婆みならい帖」「読売屋お吉甘味帖」「女房は式神遣い! あらやま神社妖異録」シリーズ、『妻恋稲荷 煮売屋ごよみ』などがある。

「2023年 『桜色の風 茶屋「蒲公英」の料理帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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