悲しみのマリア (上)

  • NHK出版 (2014年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784140056479

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  • 主人公のマリアは実在する白系ロシア人女性。東京清瀬市の
    病院理事長・武谷ピニロピ。

    ロシア帝国が誇るバルチック艦隊での勤務経験もある海軍将校で
    ある父は、革命の嵐が吹き荒れるモスクワを後にし妻と一緒に
    極東に逃れる。

    帝政ロシアの復活を願い革命軍に抵抗するも、最後の皇帝は既に
    虜囚の身。その皇帝ニコライ二世の身辺警護に当たったことにより
    革命政府から追われる身となる。

    危機に瀕した彼と妻を救ったのは懇意にしていた日本軍人。極東
    から列車で中国へ逃れる行程で生まれたのが本書の主人公で
    あるマリアだ。

    ハルピンの修道院に預けられ、父か母が現れるのを待つ日々。
    修道女になるしかない瀬戸際で日本への亡命が叶う。

    一家が居を構えたのは日本への亡命を手引きしてくれた軍人の
    故郷である会津若松。ブルーグレイの瞳に金色の髪を持った少女
    は、慣れない日本で成長していく。

    上巻はマリアが女医となり、東京都清瀬市に開業するまでを描く。
    ロシア革命を生き抜いた両親というだけでかなり波乱万丈。しかも、
    亡命先が日本である。

    日本語を習得するだけでも苦労が多かったろうが、日本で女医に
    までなるのは並大抵の苦労ではなかったろう。

    なのに、浅いんだ。なんだかとんとん拍子に話が進んでいやしないか。
    モデル小説なのは分かる。でも、もうちょっと深みが出せないかな。

    ロシア革命なんてバイカル湖の悲劇なんてのもあったんだし、もう
    ちょっとロシアの状況を描いても良かったんじゃないかな。

    マリア自身は革命の波に晒されてはいないけれど、ロシアがどれだけ
    激動の時代だったが分かると思うのだけれど。

    う~ん、下巻に期待…かな。

  • 激動の時代を立派に生きられてる。
    プロフェッショナルとして、その時代を生きたと胸を張って言えるように生きたい

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