闘鬼 斎藤一

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 70
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140056622

作品紹介・あらすじ

芹沢鴨暗殺、池田屋襲撃、禁門の変などに関わり、永倉新八に「沖田は猛者の剣、斎藤は無敵の剣」と語らしめた。剣による命のやりとりから、兵による戦へと変わっていく激動の幕末を生き抜き、新選組隊長として会津戦争に参戦。警察官として明治の世まで命をつないだ一人の漢の半生を描く。新選組三番隊隊長を描く渾身の書下ろし時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 新選組関連の本は最近読み始めたばかりなのですが、近藤の態度が荒れている、傲慢で自論を押し通すといった描写があり、他の本でよく描かれる情に厚い温厚なイメージとかなり違ってびっくりしました。斎藤も年齢の割に寡黙で冷静なイメージが強かったのですが、沖田とのやり取りを見ると少年ぽさが出てて意外さが良かったと思います。長いですね…読み終わるかどうか

  • 新選組の斎藤一の話。読みやすく面白かった。忠義というのが好きなので、こういう書かれ方、好みだ。沖田総司とのやりとりがいい。
    2019/3/16

  • 読み終わったというより途中で挫折した。
    目新しさを求めてはいけないんだろうなとは思いつつ、あーはいはい的なキャラ作りと関係性。沖田総司は特別なのね的な。
    もちろんその様式美とも言えるキャラと関係性で魅せてくれる小説はたくさんあるけど、この小説には私はそれを見出すことはできませんでした。

  • 新選組、斎藤一の物語。
    目新しいものがなかったような気がする。
    史実に則って斎藤一を描いていただけ。
    今までにもどこかで読んだことがあるようなストーリー。
    若干の脚色が加えられていたが、それも弱かったと思う。

  • 斎藤一といえば、ついついアウトローで無口で…と少し実年齢より上を想像してしまうけれど、ここではまだ青く、フレッシュな印象で描かれている。沖田総司とは「総ちゃん」「一君」と呼び合うなど、お茶目な一面も。試衛館から会津戦争末期あたりまでを書かれているが、徐々に戦法が変化していき、「争い」ではなく、「闘い」にこだり続けたところがカッコいい!面白かった。

  • なんていうか、歴史の人物への、オリジナルでささいな特徴づけが上手いなーーと。
    かわいい声ってvvvv
    ちょっとずつ、あ、この人、ちょっと新鮮、みたいな箇所があるのが好。
    史実の流れをとっくり知っていても、たくさんドキワクさせてくれました。

  • 会津戦争までの話。沖田くんのことを「総ちゃん」と呼ぶ斎藤さんが新鮮です。

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著者プロフィール

吉川永青
一九六八年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。二〇一〇年「我が糸は誰を操る」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。一二年、『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で吉川英治文学新人賞候補。一五年、『誉れの赤』で吉川英治文学新人賞候補。一六年、『闘鬼 斎藤一』で野村胡堂文学賞受賞。近著に『新風記 日本創生録』『乱世を看取った男 山名豊国』などがある。

「2023年 『憂き夜に花を 花火師・六代目鍵屋弥兵衛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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