ちゃんぽん食べたかっ!

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140056646

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった~まんま、さださんの実話なんだもん。
    中学から親と離れ東京で暮らしていたなんて、凄い人生を歩んでいたんだな~
    音楽の才能はもちろん、いろんな事を経験してこその、さださんの詩の世界なのかと勝手に解釈。
    「長いあとがき」を読んで、ちょっとウルッときました。
    作中の方達のその後が記してあって。
    私の中では世代ではないので、話の好きな歌の上手いおじさんという印象(すみません)でしたが、作家としての作品をいろいろ読んでみたいと思いました。

  • 「佐田雅志」が「さだまさし」に至るまでの物語。
    自伝小説だけど、そこはやっぱりさださん。飽きさせる事なく上下巻一気読み。
    解説の又吉氏も述べている様に、登場人物がとても魅力的で、多分それはさださんのその人に対する愛みたいなものが滲み出ているからだろう。

  • デビュー前、市川市に住んでいた頃のさだまさしの自伝的小説。
    そういう時代だったよね~感満載です。
    どんどん情けなくなっていきますが、友情がね、音楽がね、
    未来の栄養になっていく。
    ドラマと合わせて読むと、良いかも。

  • さだまさしさんは、すごい才能を持ち主だけど、多くの挫折もしてきたんだなあ。それでも多くの人との付き合いを大切にしてきたからこそ最後に自分で幸運をつかむことができたのだろうなあ。人一倍人生で多くの経験をつんでいるなあ、あらためてすごい人だと思う。

  • さださんファンというわけではないけど、本は面白いので、これも読んでみることに。
    結果、面白かった。

    てか、いい時代だなー。
    なんか、高校生活も大学生活も、貧乏なんだけど明るくて、前向きで、才能というか、やはり人としての魅力に皆引き寄せられて、出会いがあって、挫折もあって、でも何かしら力になって行く感じが羨ましかった。

    ベストな人生なんてなかなか送れない。
    でもいつからでも本人次第で変わる。はず。

  • ☆4.5つ

    (わたしの音楽関係の友人たちに-「この本読んでみなはれ。面白いかもしれないよぉ(^_^;)」)

    とある知人から聞いたのですが、この本いま少し話題になっているのだそうです。なんでもテレビで遣っているらしい。

    が、わたしはテレビをほとんど視ないのでそちらには関心なし。
    ただ、さだまさしの書く本はそこそこ面白いので、出るとしばしば読んでいる、というだけのこと。

    で、この本もかなり面白い。そしてこれさだまさしの私小説というか「自伝小説、原則実名」って自身であとがきに書いてます。

    わたしもほんのちょびっと趣味で音楽を演ります。とても下手だけどギターを弾いて歌をうたったりします。 なのでこの本の内容には興味を惹かれるものがありました。
    冒頭に出てくる「その頃のぼく(さだまさし)には絶対音感があった」というくだりには正直びっくりする。
    絶対音感って天性のものではなくて訓練によって身につく能力であることもこの本で知った。

    ピアノの”ポーン♪”という音を聴いて「あっ、それラの音です。たぶん440Hz」と明確に判ることを「絶対音感」という、のだろうw。

    身近なギターのお話で言うと、なんにも機器がなくても調弦できる、ってこと。
    この本の中には「1弦Eの音を糸巻きを巻きながら探して、それが決まったらあとは6本全部を合わせていく・・・」という下りがある。(但しギターの弦が下第1弦からE-B-G-D-A-Eという並びになっていることは「ヤングギター」に載っていたらしいw)

    生まれてはじめてギターを弾こうとした時に、そこに偶然あったヤングギター1冊だけで、そのまま自分で調弦してしまう、というその事のむづかしさ、というかほぼ常人には不可能な事を、ある時期のさだまさしは遣ってのけてしまってたのでした。
    なんと嫌味なことでしょう!。いやそういう偏見的な発言はこの際おいておこう。すまぬ。

    ああ、こりゃ読書感想文ではくて、読んだ本の書き写し文 になってしまっている。
    でもとても興味のあることはこうやって書いてみたくなるのだよね。その結果「覚える」という事に繋がっていく。
    でももうわたしのスポンジ頭では仮に覚えてたとしても3日も経つと覚てた、という事象を含めて忘れてしまうので悲しいのだけれど。。。

  • 同僚の中川先生の高校時代の落研の先輩、さだまさしの自伝的小説。高校時代~デビュー直前までが描かれている。ユニークなのは、登場人物の多くが実名で登校すること。我が中川先生も"与太者"として登場。その高校時代の姿は、現在の姿とほとんど変わらないのは、愛敬か真実なのか…ちょっとイヤかなり笑う。学校図書館。

  • さだまさしの小説はどれもよい!で、バイオリンの神童だったり、絵も描けて歌も作れて落語もできて…なのにハチャメチャな青春時代にただあんぐり。

  • テレビはかなりドラマ化してるって分かった。原作は「かすていら」同様に、自伝で、中学校からデビューまでと期間は長い。さださんの音楽的才能のすごさに感心です。しかし、私にも懐かしい時代です。

  • さだまさしさんの青春期。クラッシックへの挫折と学生時代の良き思い出。そしてグレープ結成まで。こんなふうにいろいろな経験をして生きてきたんだなぁ。と楽しみながら読んだ。

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著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さだまさしの作品

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