- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140056813
感想・レビュー・書評
-
今を生きる事の大切さを教えてくれる話。
タイムボックスは人の時を止める箱。
物語は、民衆が経済危機を逃れ、箱へ逃込む現代から始まる。
昔話では、王により箱に入れられた王女が貧しい少年アノリと出会い、外の世界を知る。
小さかった少年が王女の年を追いこして大人になり、王女は箱の外の世界で生きたいと願う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・時間は大切だと感じた
・父が過保護(?)的なとこがいいなと思った -
悲しく壮大なファンタジーで、とても感動的な物語なのだが、とにかく読んでいておもしろい。次はどうなる!と先を知りたくて知りたくて、一気に読んでしまった。ラストシーンが美しく、心を打たれる。読後のあまりの感動の大きさにその日の夜なかなか寝付けなかったほど。個人的にはここ数年で一番のお気に入り。この作品に出合えて良かった。
-
アッなんかイメージと違った・・・SFなのか・・・
-
SF
-
時間をテーマにした本。時間の進まない「くもの巣の箱」をめぐるお話。
-
初読。あの人があの人だったのには驚いた。改めて読むと、あの言葉にわざわざふりがながふられてたのはこのためだったのかということに気づく。あと、さらっと残酷。あらすじだけ見て自分の好みっぽいと思って買ったけど、自分にはそうでもなかったのが残念。時間をおいて読んだらまた変わるだろうか。
-
時間をテーマにしたファンタジー。パンゲア国の王様は、姫がいつまでも美しいままでいられるように、姫を時間が止まる魔法の箱に入れてしまう。その箱を開くのは、過ごす価値のある特別な日だけ。一年のうち、数日しか箱の外に出ることのできない姫は、周りの時間の流れから取り残され、いつしか人々から崇められる存在になる。彼女が欲しいのは友だちだったのに。