発現

  • NHK出版 (2019年1月25日発売)
3.11
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784140057001

みんなの感想まとめ

不可解な事件が昭和と平成という二つの時代で展開されるこの作品は、読者を引き込む緊張感と深いテーマを持っています。物語は、戦争という極限の状況がもたらす影響を描きながら、謎が次第に解き明かされていく過程...

感想・レビュー・書評

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  • #読了 #発現 #阿部智里
    平成と昭和、二つの時代で起こった不可解な事件。真相に近づこうとする者たちを嘲笑うかのように謎は深まり、ほの暗い闇がひたひたと迫りくる。
    読みやすいのにストーリー自体は戦時中まで遡っていて厚みを感じた。戦争という極限状態ではやむおえない事だったのか…

  • 怖かった〜!
    八咫烏シリーズのような不思議な話は大好きで、そんなイメージで読み始めたけど、この本はホラーだよ。
    戦争はダメダメ!絶対反対!

  • 八咫烏シリーズが面白かったので、これも読んでみようかと図書館で借りて来ました。
    八咫烏シリーズとは全く雰囲気の違う設定だし、どうかな〜と思いつつ、読み始めたらあっという間に引き込まれて読破してました。
    昭和と平成の時間軸を行ったり来たりしながら、それぞれの視点で物語が進む中で徐々に点と点がつながって収束していく感じは、パズルのピースがハマっていく気持ちよさにも似ていた。読書しながらパズル完成させた気分(笑)
    途中ホラーっぽいシーンになってるとこをドキドキしながら読んでたら、突然電話がかかって来て心底ビビったけど。

    読後思ったのは、戦争は誰の得にもならんし、孫子の代まで負債を負わせる罪深い行為だよな…ってこと。こんな記憶の継承はしたくないけど、この連鎖が多くの人に起こり得るなら戦争したいなんて思う人いなくなりそう。
    でも人間には想像力ってものがあって、こうした物語で擬似的に体験することもできる。
    いい読書体験がまたひとつ増えました。

  • 八咫烏シリーズの作者が描く、
    ジャンルとしてはホラーになるのか?

    目の前に見えるはずのないものが見える。
    途中までモヤモヤと怖くて、
    内容を知らずに読み始めたことを後悔。

    クライマックスが来た!
    と最終章に辿り着いた段階で、
    残りのページ数の少なさに
    あれっ?となった。
    なんだか急いだ感のあるラスト。。
    うーん…。

    ただ、自分が抱える恐怖の原因が
    自分自身にあるのではなく、
    先祖に遡って存在する、という部分は
    すごく興味深かった。
    ありえない話ではないかも、と思った。

  • 私にはかなり怖い話でした。
    平成と昭和。話が行き来するが、接点がなかなか見えてこない。
    戦争の悲惨さを考えさせられる本です。

  • 過去(昭和)の出来事が現代で不可解な現象として現れる。現実にはないものが見えるようになった母は自殺し、兄、次に私、そして血縁者にも同じ症状の人がいた。物語は戦後の話も同時進行する。妻子とともに暮らしていた男、突然自殺する。男の弟は過去を調べ、真相を探る。過去と現在、つなぐものは一体?
    ホラー要素もあり、ミステリでもあるが、保身と罪悪感を描いた物語でした。そこを強く出したいなら、ホラー的なところ、抑えても良かったのでは。欲張りすぎなのかな。読みやすくはあったけれど、ちぐはぐ感は拭えない。戦争に関するところは非常に重い。こちらをより深く描いて欲しかったかな。

  • ある家族にかけられた呪いを解き明かしていく謎解きストーリー。
    序盤はホラー味があってヒヤヒヤしたけれど、ラストがあっさりしていて、「ん?」となった。
    次の作品が楽しみ。

  • 時代が違う二つの物語がどう絡み合っていくのか、ワクワクしながらあっという間に読みましたが…最後のラストがうーん…
    現実的にはこんなもんだと思うけど、物語なんだからもうちょっとすっきりした解決方法を提示してほしかったな。

  • 2つの時間軸の話が交互に語られ、最終的に交わる構成が面白かったです。
    ホラーが苦手な人にはちょっと怖いかも。ホラー要素だけじゃなくて、精神的なプレッシャーも強いです。
    読み終わってからもたまに思い出してゾワっとするようなお話しでした。

  • ホラーだった、ファンタジーを期待していたのだけれど…。
    映画化したら、面白いだろうと思うけど、凄く怖い

  • 戦争・満州という重たい話だが、八咫烏シリーズとは全然違う世界観でグイグイ引き込まれる。

  • 読みやすかったです。
    戦争は悲惨です。私はその悲惨さを小説をよむことでしか、知ることができません。その意味では、読んで良かったと思いました。
    戦争でおかした罪は、ずっと償い続けなければならないのでしょうか。難しいですね。

  • 平成30年、突然起きた幻覚に翻弄される兄妹、病気が原因と思っていたら自殺した母の過去の状況が…という話と昭和40年、復員後に理由もなく突然自殺した兄の真相を探る弟の話が交互に語られる。始めは生きていない少女と彼岸花の幻覚が何処までも追ってくる描写がじわじわした怖さでホラーなのか?と思ってたら復員前の兄の生きて帰ってきたが上に抱えた悲惨さが語られると違う意味での怖さを生んだ。やはり現実は強い。淡々と語られる分重い。そして交叉した結果推測される幻覚の原因が単なるホラーではないのが上手いと思った。兄妹の未来はどうなるのか推測すると後味が悪い。

  • 真相はよくわからないが
    戦争での記憶は想像を絶するということなのかと
    平和な時代に生まれたのに自分の人生以外の苦痛を味合わなければならないのはやりきれない
    不幸な連鎖を断つには血族を作らないしかない
    耐えるしかないとか救いがない

  • 一気読み。
    八咫烏とはまったく違う世界だけど、
    読ませる力強さは変わらない。
    伝えたいものがある作家さんはすごいと思う。
    変に片を付けないラストも良かった。

  • 初読みの作家さん。
    最初は謎だらけで、何が起こってるのか???だった。
    昭和と平成の2つの時間軸が最後に交わって謎が明らかになるのだが、平成と昭和がだんだん近づいてくる過程にドキドキし盛り上がった割に、ラストがふーん、そっかあーって感じだったのが残念。

    でも読んでる間はすごく面白かったー。

  • 阿部智里さんが書くホラー!と期待して読みました。

    でも終わり方は個人的に「ん?」と首を傾げるような感じで、不満というわけではないですが、不思議な感じです。

    八咫烏シリーズとは違って読み返したいとは思いませんが、読んで損はなかったと感じます。

  • 八咫烏シリーズだと思って最後まで読んでた笑
    戦争について考えられる良い本でした。

  • 現実世界のホラー。
    終わり方が雑というか、確かに現実ならそうするしかないのかもしれないが、少し残念だった。
    風景や状況の描写が綺麗で、展開もよく、引き込まれた。

  • 謎が謎であるうちは面白かったが、まさかのそのまま「どストレート」な結論に呆気にとられてしまった。いや、末代まで祟るって話なら舞台は戦争じゃないほうが良かったと思うし、遺伝による発現って話なら見えるのは殺された少女ではないほうが効果的だったと感じた。オカルトなのか遺伝学なのか、どうにも曖昧ですっきりしなかった。 なぜか突然に前向きな締めくくりも違和感がありまくりだ。

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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