彷徨う者たち

  • NHK出版 (2024年1月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784140057414

作品紹介・あらすじ

シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。
選ぶべき自分は刑事か、友か――

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。

生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破*の「宮城県警シリーズ」最新作。復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描きながら完全密室トリックの謎に迫る、著者渾身のヒューマンミステリーにして、人気シリーズ三部作、堂々の完結編。

あの日、流された絆があった。


*単行本・文庫・電子書籍を含む。

一  解体と復興
二  再建と利権
三  公務と私情
四  獲得と喪失
五  援護と庇護
エピローグ

みんなの感想まとめ

人間関係の複雑さと復興の影に潜む問題を描いた作品で、仮設住宅での密室殺人事件が中心に展開されます。主人公の刑事は、過去の友人たちとの再会を通じて、友情や悔恨、贖罪の感情に揺れ動きます。被災地の復興が進...

感想・レビュー・書評

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  • 宮城県警シリーズ第3弾(完結なんや…)

    仮設住宅から、ちゃんとした住宅に移動して欲しいのは分かるけど、仮設住宅、それ以前のご近所の繋がりを無視して移動させてるの?
    そんな事したら、箱物としての復興は進むかもしれんけど、箱だけで中身が空っぽになるやん!
    個別に対応もしんどいのかなぁ…
    ホントのとこは、経験ないから、分からんけど、被災者には寄り添って欲しいな。

    仮設住宅で、死体発見!
    それも鍵かかってて密室!密室殺人か!
    被害者は、役所の人で、立ち退きを進めてた人。
    仕事に、熱心で、生真面目な人。

    犯人は誰や?

    う〜ん…刑事になって、幼馴染を容疑者として疑うのはツラいなぁ…
    しかも、とある事情で仲違いしてるし。
    その原因が間接的でも自分にあるとしたら…
    刑事というか、警察官としての職業意識が保てるんかな?私なら、ムリなんで代わって貰いそう…

    最後の大どんでん返しは、良かったけど、めっちゃ冷静に考えると…

    さぁ、今後、幼馴染との友情は取り戻せるんかなぁ…
    でも、自身が思っているより、絆は深そうなんで… ( *˙ω˙*)و グッ!


    ******************
    10連休初日に映画館へ

    「ジュラシック・ワールド/復活の大地」

    前作の続きになるんかな?
    もう、昔の「ジェラシック・パーク」とは無関係。
    スカーレット・ヨハンソンさん出てるしええか!
    今回は、Dolby Atmosで鑑賞。やはり、巨大な恐竜とか出て来ると迫力ある!
    内容はね。
    お決まりみたいな気がせんでもないけど。
    画期的な薬作る為に、恐竜の組織取る為に、立入禁止のとこ行くという…
    監督も「GODZILLA」の監督やし、細かい内容より、恐竜の迫力重視?

    • atsu007さん
      ウルトラマンさんのレビュー見て、また悲しみが蘇りましたわ、ありがとうございます。
      ええ作品でした。
      ウルトラマンさんのレビュー見て、また悲しみが蘇りましたわ、ありがとうございます。
      ええ作品でした。
      2025/08/18
    • atsu007さん
      ウルトラマンさんのレビュー見て、また悲しみが蘇りましたわ、ありがとうございます。
      ええ作品でした。
      ウルトラマンさんのレビュー見て、また悲しみが蘇りましたわ、ありがとうございます。
      ええ作品でした。
      2025/08/18
    • ultraman719さん
      アツさん

      まだまだ、中山七里さん読んでね!
      アツさん

      まだまだ、中山七里さん読んでね!
      2025/08/18
  • 境界線に続きこちらも借りてきました♪



    仮設住宅にて役場の職員の遺体が発見される。被害者は仮設住宅の担当者で、住民とのトラブルを想定し捜査を進める。そこで思わぬ人物と再会することになる。


    今回は蓮田の目線で物語が進んでいきます


    展開はさすが中山七里さん!と言う感じではあるんですが、笘篠のストーリーの後に読むと、蓮田にちょっと頼りなさを感じてしまって、個人的には「おー!!なるほどー!!」となりたいタイプなので、ちょっと物足りないかなという感想です。




    蓮田が常に感じていた後ろめたさを克服することもできず
    終盤の空回りはちょっと痛々しいし
    これでは関係にもよりヒビがはいったのでは?って感じだし
    友達もなかなか辛辣だし
    頼りないイメージのまま終わってしまったなー
    もう少し成長が見られたらよかったです



    あまりスッキリせず、これで完結なのがちょっと残念、、、


    でも題名は俊逸。
    まだ震災は終わってない。
    名ばかりの復興ではなく、被災された方が本当に暮らしを取り戻すまで震災は終わらない。
    彷徨う者たちがいることを忘れてはいけないと教えられました。
    だからこそこういう完結の仕方なのかな?



    シリーズの中では護られなかった者たちへが1番面白かったです!

    • どんぐりさん
      まことさん こんばんわ♪

      なんだかすみませんヽ(´o`;
      私はちょっと期待度を上げすぎでしまっていたかもしれないです(-_-;)

      本当の...
      まことさん こんばんわ♪

      なんだかすみませんヽ(´o`;
      私はちょっと期待度を上げすぎでしまっていたかもしれないです(-_-;)

      本当の意味での復興とは、と考えるきっかけにはなりました(^^)
      2024/12/02
    • かなさん
      私も実は「護られなかった者たちへ」が
      一番インパクトが強かった印象があります。
      私はそれでも、3冊読めて
      レビュー作れたことに自己満足...
      私も実は「護られなかった者たちへ」が
      一番インパクトが強かった印象があります。
      私はそれでも、3冊読めて
      レビュー作れたことに自己満足してます(^-^;
      2024/12/03
    • どんぐりさん
      わかります!!

      私も3冊並べたかった〜

      でも流石に時期が違いすぎるので並べ替えはやめましたヽ(´o`;
      わかります!!

      私も3冊並べたかった〜

      でも流石に時期が違いすぎるので並べ替えはやめましたヽ(´o`;
      2024/12/03
  •  「護られなかった者たち」「境界線」の宮城県警シリーズ第三弾にして完結編です。この作品にも前作にも登場した人物が描かれていることと、背景には東日本大震災が大きく関わっていることなどは共通してます。前作では宮城県警の笘篠のことが、この作品では蓮田のことが大きく取り上げられています。

     宮城県南三陸町の仮設住宅において、同地区役場職員掛川が殺害された。国は仮設住宅から災害公営住宅への転居を推奨しており、現場となった部屋は空き部屋だった。それでも費用面や慣れない環境で今後過ごさなければならないことに難色を示し、現在も仮設住宅で3世帯が暮らしていた。宮城県警の笘篠と蓮田が捜査にあたる中、浮上したのは蓮田と過去につながりのあった友人たちだった…。

     震災などなければ、その前に色々あったとしても再会を単純に喜び合えた4人だったんじゃないかな…そんな風に思いました。国や行政は復興に前のめりになって、肝心な被災者さんの思いを蔑ろにしていることはすごく問題だと思いました。ここまでできるか??と問い詰められたような読後を持ってしまいましたね…。この作品で完結してしまうのは、なんだかちょっとさみしいかな…。

    • かなさん
      ヒボさん、そうそう、ヨシタケシンスケさんの世界観
      ホント面白くって、でもあったかいんですよねぇ♪
      ホント好きですよ!!

      あはは(*...
      ヒボさん、そうそう、ヨシタケシンスケさんの世界観
      ホント面白くって、でもあったかいんですよねぇ♪
      ホント好きですよ!!

      あはは(*^▽^*)
      「悪魔 乙女の本棚作品集」はぜひ貸し出したいです!!
      お近くならねぇ…でも遠いな、横浜は(汗)

      実は「リラの花咲くけものみち」
      昨日図書館で借りてきてますっ\(^o^)/
      ヒボさんも高評価だし、安心して読み出せますね!!
      2024/04/14
    • Manideさん
      かなさん。こんにちは。

      シリーズものだったんですね。
      全然知らなかったです。

      明るい要素は少なさそうですが、
      私も今度読んでみたい(^^...
      かなさん。こんにちは。

      シリーズものだったんですね。
      全然知らなかったです。

      明るい要素は少なさそうですが、
      私も今度読んでみたい(^^)
      2024/04/15
    • かなさん
      Manideさん、こんばんは!
      そうなんですよ、宮城県警シリーズです。
      でもこの3作品はそれぞれ異なる形の社会問題を
      提起しているんで...
      Manideさん、こんばんは!
      そうなんですよ、宮城県警シリーズです。
      でもこの3作品はそれぞれ異なる形の社会問題を
      提起しているんで、続けて読まなくとも大丈夫です。
      明るい要素はたしかにないけど
      いつか、Manideさんのタイミングで
      手にして頂けたら嬉しいですよ(#^^#)
      2024/04/15
  • 宮城県警シリーズ 3 完結編

    宮城県警、笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事のコンビ。

    蓮田刑事は、ある事がきっかけで、気まずくなり、仙台へ引っ越しして以来、会わなかった、仲の良かった3人と、事件の関係者として再会する。

    震災の被災地に根ざす、復興に付き物の利権。
    被災者の心より、復興を選ぶ、行政。
    地震国に住む私たちは、明日は我が身と、心しなければ・・。

    今回の作品は、どんでん返しはあったものの、中山七里さんにしては、パンチがなかった。

  • ようやく図書館で借りれた〜!間が空いてしまったため登場人物の名前忘れてしまってました(;◔ᴗ◔;)
    今回は笘篠ではなく、その相方蓮田に焦点があたる。仮設住宅で起きた密室殺人事件。果たして友人であった者に手錠をかけることができるか否か…!!
    いろんな思いはありますが、被災地でのお話しは胸にくるものがありますね。

  • かなさんからお薦めされた作品ですが、ようやく、読むことができました。

    舞台は東日本大震災後の宮城県、主人公は笘篠刑事ですが、今回は相棒の蓮田刑事がメイン。
    事件に蓮田の幼馴染が絡んできて、これまで以上に蓮田の人となりがわかる内容でした。

    このシリーズは震災後の問題やそこに暮らしている人々の苦悩をフォーカスしており、それを真摯に向き合っている二人の刑事の姿がとてもお気に入りです。特に今回は笘篠に比べてまだまだ未熟な蓮田がメインなので私情が入った苦悩する姿がまた違った面白さでした。

    残念ながら、三部作の完結となっていますが、また、続編がある事を期待したいです。








    • かなさん
      ありがとうございます!!
      読んでいただけて嬉しく思います\(^o^)/
      このシリーズはこの作品で完結なのが
      私もちょっとさみしく思って...
      ありがとうございます!!
      読んでいただけて嬉しく思います\(^o^)/
      このシリーズはこの作品で完結なのが
      私もちょっとさみしく思っていたんです!
      でも、どんどん他のシリーズも出てますからね^^;
      これからも楽しみはつきませんね♪
      2025/10/05
    • みたらしだんごZさん
      かなさん、おはようございます。
      そうですね。まだ未読のシリーズが沢山ありますので少しづつ、制覇していきたいです。
      楽しみは尽きませんね(^ν...
      かなさん、おはようございます。
      そうですね。まだ未読のシリーズが沢山ありますので少しづつ、制覇していきたいです。
      楽しみは尽きませんね(^ν^)
      2025/10/06
  • 宮城県警シリーズ三部作、『完全密室殺人事件』。
    東日本大震災の復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描いたヒューマンミステリー。

    仮設住宅からの立ち退きを迫られている被災者たち。
    その空き家仮設住宅で起こった密室殺人事件。

    先月に初めて中山七里さんの前編作である『境界線』を読んではまったこのシリーズ!

    復興物語だとも知らずに読み始めました。
    進んでいるように見えて被災者の心のケアや人間関係など根の部分ではまだ解決できていないとも言える『復興』ワードなのかなと感じます。
    前作の境界線についてはまだ感想を残していないのですが、2冊に共通する感想ですね。

    フィクションと言えど実際に起こっていることなのかもしれません、とても辛い気持ちになります。

    震災さえなければ、被災さえしていなければ、、。
    この言葉に尽きるかもしれないなと。

    毎年、3.11とネットで検索すると寄付金に繋がるとか。
    私自身は被災者ではありませんが微力でもできる事をしていきたいなと思います。


    前作『境界線』がとんでもなく興味深い作品だったのですぐに本屋に直行し買いに行った本作!

    色々と細かい部分が雑だなぁと感じる箇所もあったり。
    いや、もう監視カメラで確認したらいいやんか、なんでそんな遠回りするん、、みたいなとこも^^;
    最後はドタバタッと終わらせたような感じ。笑
    最終章らしいし、完結編らしいし、最後がこれかぁと少し残念な感じですね。

    シリーズとしては楽しく読ませて頂きました!
    『彷徨う者たち』題名がさすがです。
    中山七里というお名前からしててっきり女性作家さんだと思っていたのでネット検索でおじ様だったことにビックリ。
    また新たな作家さんを知ることができました♪

    久しぶりの感想&ブクログにログインしたので、
    ゆっくりとブク友さん達の感想を読んでいきます^ ^

  • 「宮城県警シリーズ」三部作の完結編。

    災害公営住宅の移転に伴い解体作業が進む仮説住宅の一室で見つかった他殺体。
    被害者は町役場勤務の仮説住民の担当者。
    笘篠刑事と蓮田刑事が、捜査にあたるがそこで遭遇したのは蓮田にとっては忘れがたい人物。
    蓮田が高校時代に新聞社に勤めていた父のスクープの一件で、決別するかたちとなった旧友たちがこの事件に関わっているのか…。

    蘇ってくる在りし日の友情と恋心。
    立ちはだかる悔恨と贖罪。
    刑事としての職を全うした先に見えてきたもの。

    エピローグの沙羅の言葉…
    「知歌はあのおじいちゃんを護ろうとした。旦那は知歌を護ろうとした。わたしは森見家を護ろうとした。皆が皆、震災で大事なものを失ったから、いまあるものを手放すまいとして一生懸命だった。将ちゃんは何を護ろうたしたの」
    「知歌を護ろうとしたのは、将ちゃんが知歌を好きだったから。たった一人親友と呼べる人間が想いを寄せた相手だから護ろうとしたのよ。」

    このシリーズは心情と人間模様を描いたヒューマンミステリーだが、完結編となると寂しい。
    こういう深く心の奥に染み込む物語は、続いてほしいと思う。


  • 「護られなかった者たちへ」「境界線」に続く宮城県警シリーズ第3弾。

    被災者、行政、再開発事業の関係者などの思惑が交錯する社会派ヒューマンミステリー。
    今回の主人公は、笘篠刑事とコンビを組む若手の蓮田刑事。(1作目の映画では林遣都が演じています)
    仮設住宅で見つかった密室殺人の捜査で、蓮田刑事が直面する様々な葛藤が描かれます。
    失った者と失わなかった者の間にある境界線。被災しなかった者が感じてしまう負い目、罪悪感、疎外感…
    疎遠になっていた幼馴染みとの再会、刑事としての使命と私情。
    ミステリー部分は薄めです。

    中山七里さんが東日本大震災を背景に書かれた作品は、このシリーズの他に「アポロンの嘲笑」もあります。
    生活保護、闇ビジネス、被災者支援と復興、原発など、難しい問題がテーマとなっていて、事件はフィクションだけれど、被災地の状況や人々の心情の描写が秀逸で、いつも圧倒されます。
    現実に震災によって人生が一変してしまった人々を思うと、本当に辛いです。
    被災地の復興について多くのことを考えさせられて複雑な気持ちになります。

    個人的には1作目の「護られなかった者たちへ」が一番のオススメです。

  • 宮城県警シリーズ3作目。
    こちらが完結編ということで楽しみにして読んだけど、予想外にあっさりしていて少し拍子抜けした。
    密室殺人のトリックも急にタネ明かしされたし、真犯人が判明するのも最後バタバタの中で…という感じだったし。
    でも3作を通して震災〜復興にかけての登場人物それぞれの想いは伝わってきて、単なるミステリーとは違った気分で読ませてもらった。
    やっぱり1作目の「護られなかった者たちへ」が一番面白かったなぁ。

    • ねこさん
      うわー!viviさんコメントありがとうございます!
      まさに同じタイミングですね!すごい(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*⁠。
      私は、シリーズ...
      うわー!viviさんコメントありがとうございます!
      まさに同じタイミングですね!すごい(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*⁠。
      私は、シリーズ物と知らずにこちらを先に手に入れてしまって、慌てて1、2を読んだのです(汗)
      viviさん同様、1作目が一番面白かったです!
      2024/06/08
    • viviさん
      お返事ありがとうございます!
      そうだったんですね。私もシリーズ物は順番通りに読みたいタイプです(^^)
      私の場合1作目は発売当時に読んで(そ...
      お返事ありがとうございます!
      そうだったんですね。私もシリーズ物は順番通りに読みたいタイプです(^^)
      私の場合1作目は発売当時に読んで(その後映画も観て)、今年に入って急に3作目が出ることに気付いたので(^_^;)慌てて2と3をゲットしました〜
      このシリーズ、本当に完結なんですかね。
      またしばらく経ったら、笘篠刑事とかに会えるといいなと思っちゃいます(^^)
      2024/06/09
    • ねこさん
      あんまり完結っていう感じがしなかったですよね。
      終わりと見せかけて、また続いたらいいなーと私も思ってます(⁠•⁠‿⁠•⁠)
      あんまり完結っていう感じがしなかったですよね。
      終わりと見せかけて、また続いたらいいなーと私も思ってます(⁠•⁠‿⁠•⁠)
      2024/06/09
  • 『護られなかった者たちへ』『境界線』と続く、完結編。

    少しずつ復興が進んだとしても、街が新しく変わろうとしても、そこで亡くした家族の喪失感と悲しみは永遠に癒されるものではない。

    行政や国は、常に新しい未来を創ろうとするかもしれないが、そこで根付いた絆や人間関係は軽んじられてしまう。

    力のあるものが、ないものを搾取する、弱いものは常におびえて過ごす。

    今回の、「密室殺人」のトリック、さすが笘篠刑事!
    そして、身内や知り合いは捜査に参加されない中での、友人だからこその蓮田刑事の覚悟と勇気で、見事に解決に導いた。

    でも、物足りなさを感じるのは、やっぱり終わってほしくないシリーズだからだ。

  • 宮城県三陸町の高台。以前は84世帯が住んで賑わいを見せた仮設住宅も、被災者の災害公営住宅への移転が進み、今は3世帯を残すのみ。この3世帯も町役場から立ち退きを迫られ、肩身の狭い思いをしていた。そんな中、既に住人が立ち退いて解体対象となった仮設住宅から、町役場職員の死体が発見された。この住宅、死体発見時は密室状態だった。

    仮設住宅跡地には大がかりな再開発計画の噂もあることから、地元建設業者や政治家の利権が絡んだ事件の匂いがプンプン。宮城県警捜査一課のやり手刑事の苫篠誠一郎と蓮田昭悟のコンビが事件の解明に挑む。

    蓮田は、関係者から事情聴取する度、震災で自分の身内が被害を受けなかったことに後ろめたさを感じてしまうナイーブな性格。このウジウジさが読んでいてかなり鬱陶しい。そして全く冴えないどんでん返し。

    本作はかなり期待はずれだったな。

  • 災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった。在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。選ぶべき自分は刑事か、友か――

    「honto 作品内容より」
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    宮城県警シリーズ 第3弾
    今回は 笘篠のバディ蓮田が主人公。
    (また五代もチラっと出てくるよ)

    そして、捜査線上にあがってきたのは 蓮田のかつての幼なじみ達。

    蓮田の心は友情と仕事の間で揺れ動く。

    うーーーーーーーーーん。

    なんか納得いかないー。
    たしかに 被災した人としなかった人の間には埋められない溝はあると思う。

    幼なじみと仲違いしたまま 高校卒業と同時に故郷を離れた蓮田が、津波によってたくさんのものを失った幼なじみ達に対して、自分だけ被災しなかったことに後ろめたさを感じるのもわからなくもない。

    だけどさっ
    「震災で大事なものを失ったから、今あるものを手放すまいとして一生懸命だった。皆 護りたいものを護った」
    「何も失わなかった人が悲劇のヒロインみたいにならないで」とか

    おかしくない?

    あなた達の大切なものを奪ったのは震災であって、蓮田じゃないし、そんな事 言われたら もう何も話せないじゃん!

    被災したとこを盾にして何をしても良いというのか??

    というか、蓮田の親に対しても この幼なじみ達に対しても ツッコミたいところがたくさんあって なんだか疲れる読書だった…。

    これが完結編……。


    レビューと関係ないけどメロン食べたい

    • ゆーき本さん
      大洗おいで!
      サメの飼育数日本一の水族館!
      牡蠣小屋!
      ガルパンわからんけど!
      大洗おいで!
      サメの飼育数日本一の水族館!
      牡蠣小屋!
      ガルパンわからんけど!
      2024/06/17
    • shintak5555さん
      大洗行く!
      ガルパン=ガールズパンツァー。
      アニメ(#^.^#)
      大洗行く!
      ガルパン=ガールズパンツァー。
      アニメ(#^.^#)
      2024/06/17
    • ゆーき本さん
      女の子が戦車乗ってるやつでしょ(そのまま笑)
      毎年 町おこしとガルパンファンイベントみたいなのやってるよ´▽`)ノ
      町のアチコチに等身大?パ...
      女の子が戦車乗ってるやつでしょ(そのまま笑)
      毎年 町おこしとガルパンファンイベントみたいなのやってるよ´▽`)ノ
      町のアチコチに等身大?パネル飾ってあるわ
      2024/06/17
  • 初中山七里作品
    宮城県警シリーズ第三作ということを知らずに読んだ。

    一作目の『護られなかった者たちへ』は映画化もされており、読みたいと思っていたのだがこれまで機会がなかった。
    前二作をすっ飛ばしていきなり最終章と言われる本作を読んだのだが、とりあえず読むことはできた。
    東日本大震災で同じ県内で被災していても、それがどの地域で被災したのか、どれくらいの被害を受けたのか、身内を失ったのか...人によって状況はまるで違う。
    それがかつて同じ地域に暮らした仲間達に隔たりを生む。

    復興復興と政治家は調子よくいうけれど(最近は言いもしなくなった)、三作目を読んだだけでも震災の爪痕が癒えることはないのではないかとおもってしまう。
    これは『護られなかった者たちへ』『境界線』を読まねばなるまい。

  • 紆余曲折はありましたが、この4人がいつか昔のように戻れると最高だなと思いました。

  • 宮城県警シリーズ最終章の一冊。

    復興がすすむ被災地の仮設住宅で起きた密室殺人事件と復興を隠れ蓑に蠢く利権、さまざまな感情が絡み合うストーリー。

    今作は心の置きどころが痛く伝わってきた巻だと思う。
    そして何よりもズレを突きつけられた気がした。

    必ずしも同じ速度ですすむわけではない復興と被災者の心。
    被災経験の有無によって、どうしてもぴったりと寄り添えない隙間があること。 
    流れゆく時間の感覚も。 

    もう、ではなくまだ13年。

    終わりなく彷徨う心、掬いきれない叫びがあることを心に留めたい。
    ラストが良い。 
    自分まで救われた気がした。

  • 父親の転勤で離れてしまった南三陸町に、事件の捜査で行くことになった、将悟。
    そこで再会したのは、訳あって疎遠になった幼馴染たちで……。

    宮城県警シリーズ三部作完結編。

    東日本大震災の復興がままならない現実を軸に殺人事件を描いた、社会派ミステリ。

    復興が進まない問題がメインで、事件の方は個人的感傷に終始している感。
    警察が捜査として、真剣に密室に取り組む冒頭は、おもしろかった。

    震災で家族を失ったことを、錦の御旗としてかざし続けるのは、引っかかるものがあった。

  • 彷徨う者たち
    著者: 中山 七里

    **あらすじ**
    シリーズ累計50万部突破の「宮城県警シリーズ」最終章。
    災害公営住宅への移転に伴い解体が進む仮設住宅で発見された完全密室の他殺体。被害者は町役場の担当者で、捜査を進める刑事たちは仮設住民とのトラブルを疑う。しかし、その捜査線上に、若き日の蓮田刑事の過去と因縁深い人物が浮かび上がる――。
    生活保護制度の闇を描いた第一作『護られなかった者たちへ』、復興に絡む闇ビジネスを追及した第二作『境界線』に続き、復興が進む被災地の複雑な人間模様を背景に完全密室トリックの謎に挑むヒューマンミステリー。著者渾身の三部作、堂々の完結編。

    ---

    **感想**
    宮城県警シリーズ第3弾にして三部作の最終回。本作では、災害公営住宅からの追い出し問題がテーマとなり、東日本大震災後の宮城県を舞台にした物語が描かれています。取材や調査を基に構成されたと感じられる内容で、社会派ミステリーとしての重厚感があり、読むほどに現実の厳しさを感じさせる内容でした。

    シリーズを通じて、生活保護制度の闇、復興と闇ビジネス、そして災害公営住宅の問題と、社会的弱者を取り巻く深刻な現実がリアルに描写されています。本作を通じて、災害や不条理な出来事で人生が崩れる弱者が存在すること、その背後に暗躍するビジネスがあることを改めて考えさせられました。

    特に心に残ったのは、人間の弱さとその中で生じる不条理を正面から描きながらも、救いの可能性や助け合いの重要性を示唆している点です。この物語は、ミステリーとしての面白さ以上に、社会の闇に対する問題提起としての意味が大きく感じられました。三部作を通じて、どの作品も質の高い社会派ヒューマンミステリーとして、非常に満足度の高いシリーズでした。

  • 宮城県警シリーズ第三弾。東日本大震災の復興を題材としているが、設定や展開に共感できる内容があまりなかった。父親の悪事をバラされて恨むとかただの逆恨みではと設定とはいえずっと引っかかった。それでもストーリーとしては楽しめるしさすがだと思う。

  • 先日の「境界線」で脇役だった蓮田が主人公。先輩刑事笘篠に支えられながら成長するストーリーである。震災後復興さなかの町が抱える諸問題、失ったものがない人の罪悪感など、今回も心に重く響いてきた。

    仮設住宅での殺人事件を捜査する中で、蓮田は14年ぶりに幼馴染に再会する。私情を挟まず職務を全うできるかという課題は、成長を描く上でよく見る展開。中盤あたりから犯人がほぼ確定したと思い込んで、取り調べをする蓮田の心を読んでいくが、ここがとても長く感じた。だいたい捜査中に幼馴染に会う確率ってどれくらいなのだ?などと、偶然性に依るストーリー展開に少々不満だった。ところが…。最後の最後で、まさかのどんでん返し!それは犯人がどうのこうのではなく、心の中の、である。しかしながら、殺人事件の真相を知ったその人物の行動は、やはり理解しがたく、全体として共感しにくいドラマだった。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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