証言で綴る20世紀社会主義 (NHKスペシャル 社会主義の20世紀 第6巻)

  • 日本放送出版協会 (1991年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784140087763

作品紹介・あらすじ

人々は理想を求め、指導者に限りない夢を託した。しかし、現実は…?弾圧と粛清で血ぬられた社会主義幻想を捨てたソ連・東欧の人達がいま沈黙を破って空白の歴史を語る鮮烈な証言の数々。

感想・レビュー・書評

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  • 1991年刊行。本シリーズは、ソ連を含む東欧の戦後史を簡明に見通せるシリーズとして、個人的には取っ掛かりとしての役割を果たしてくれた。一部は未購入のままだった一つが本著。本著の内容は、東独-ベルリンの壁構築秘話、ハンガリー-ハンガリー動乱、チェコ・スロバキア-プラハの春、ポーランド-ワルシャワ戒厳令と連帯、バルト三国-戦中史、ソ連-KGBの各々を、関係者の証言を通じ紐解いていくものである。実のところそれほど驚くべき記述は見られないものの、政権側だった人物の証言も思いのほか載せられているのは意外ではあった。
    本論からは外れるが、結局、冷戦が先の如き帰結になったのは、米ソの持つ購買力、つまり衛星国家が生み出す産物を購入できる力が圧倒的に米の方が大だったからのような気が…。東独と西独の差は、米ソがとれだけ当該国家の産物(特に機械工業品)を購入できたか、多数を購入してもらった西独は新たな設備投資が可能、その好循環の帰結かなあと。つまりは米ソの末端における国力・経済力の差なのかも。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授。1938年生まれ。東京大学文学部卒業。著書『金日成と満州抗日戦争』(平凡社)、『朝鮮戦争全史』『日露戦争 起源と開戦(上・下)』『北朝鮮現代史』『平和国家の誕生』『韓国併合110年後の真実』(岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか』(彩流社)、『スターリン批判1953~56年』(作品社)、『アジア女性基金と慰安婦問題』(明石書店)、『米朝戦争をふせぐ』『安倍首相は拉致問題を解決できない』『慰安婦問題の解決に何が必要か』(青灯社)ほか。

「2022年 『日朝交渉30年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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