- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140092910
感想・レビュー・書評
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県立図書館
一番大きい作品集(別冊太陽より大)
説明は少ない
見ていると楽しい
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日本画のイメージがガラリと変わった作品集。デザイン性を感じる構図や色使いがとてもかっこよくてオシャレ!
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「白い花」は、明るい緑の葉と白い花を全面に描いた大胆な花鳥画です。清冽ですが、何処か光悦・宗達の「蔦の細道図」を想起しました。40代後半の作品にも琳派の継承を思わせるものがあります。ただし、奄美に移ってからは、彼の個性が爆発します。洗練された意匠で花鳥画を描きますが、南国特有の鮮やかな色彩はなく、渋い色目を使っています。これがいい!傑作揃いで、奄美の美術館を訪ねたい気持ちになりました。
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少し前のNHK日曜美術館で取り上げられていたので作品集を借りてみた。
元々は、没後まもない1980年代に、やはり同じ番組で取り上げられて脚光を浴びた人とのこと。中央画壇を去り、奄美に移り住んでそこで亡くなった画家。「日本のゴーギャン」と称されることもあるという。
アンリ・ルソーに似ているという評をあちこちで見かけ、そうかもなぁと思う。本書中の解説に「伊藤若冲を思わせる」とあり、「えー、そうかなぁ・・・?」と思ったが、ビロウが描かれた絵なんかはそういわれるとそうかもしれない。
強いエネルギーを感じる絵だ。
幼少の頃から才能を認められ、南画を描いていたとのこと。
11才で描いたハマグリの絵も収録されているが、ため息が出るほどすばらしい。
テレビでは奄美の島の人々に頼まれて描いたという島人たちの遺影も紹介されていたが、ものすごくうまい絵だった。
クワズイモの絵が一番有名なのかもしれないが、私は「崖の上のアカショウビン」がきりっとしていて好きだ。細長く、掛け軸用に描かれたものなのだろうか。切り立った危うい岩場の上の眼光鋭いアカショウビン。
画家もこんな眼差しの人だったのだろうか。 -
何なのだろうと思うぐらい、田中一村の絵には心がゆさぶられる。
評価の場から遠のき、絵を描くことにのみ命を燃やした彼の晩年には「こんな人間がいたのか」と驚きを感じた。 -
彼は救われたのか。
20代に彼の存在を知り、その一途さ・・・それでは弱い。狂気だ。その狂気に憧れたものだ。しかしそれは無いものねだりだと分かると、今の私にはその狂気が怖い。むしろ彼の最期に開放はあったんだろうか。
手塚も白土も同じように祈りの対象を漫画という手法に置いた。僕は宮崎駿もそこなんだろうと思う。しかし田中はどうなんだろう。祈りの対象を書いてしまったではないか。 -
細かいなぁ・・・
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南の島の印象と孤独
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田中一村好き。なにか心打たれて、絵をおいてしまう。彼の生き様と絵の見えない迫力がそうさせるのか。
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中央画壇を離れ、一人で描きつづけた孤高の画家、田中一村。
日本画とは思えない、絢爛たる世界を観てください。
田中一村の作品
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