夜明けをまつどうぶつたち

  • NHK出版 (2024年5月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (34ページ) / ISBN・EAN: 9784140361559

作品紹介・あらすじ

森林火災とその再生を描いた、2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品

世界最大の熱帯雨林をもち、「地球の肺」と呼ばれるアマゾンで、2019年に大規模な森林火災が発生。広大な森が焼失し、多くの生きものが命を落としたことに心を痛めた作者が、動物の視点で描いた「ナラティブ・ノンフィクション絵本(事実に基づいた語り形式の作品)」。本書は、2022年スペインにおいて権威ある「コンポステーラ国際絵本賞」を受賞、スポーツ・文化庁が選ぶその年の最優秀編集図書(児童書部門)としても高く評価された。現在、スペイン国内の諸言語を含め9言語に訳されている。巻末では著者が、絵本を創作するにいたった経緯に触れつつ、世界各国で発生、頻度を増している森林火災について実情を伝え、森林保護に取り組む人々に敬意を表す。動物たちの祈りにあふれた一冊。

あらすじ:
長いあいだ雨が降らないジャングルに火災が発生し、煙によって太陽の姿が動物たちから見えない。動物たちは太陽が一向に昇ってこないことを不思議に思い、太陽を探しながら森のなかを歩き続ける。やがて激しい熱さを感じ、太陽が戻ってきたと思いきや、それは彼らが「待ち望んでいた夜明け」ではなかった。動物たちは必死で逃げ惑うが、火は燃え広がり、あたりは無情にも焼き尽くされていく。その後、ぽつりぽつりと雨が降り、森には静けさが訪れる。そして、新たな姿に生まれかわった森が現れる。動物たちは祈る──。「黄色い太陽がもう二度と姿をけしませんように。赤いインコも、青いチョウも、この緑の森も、どうかなくなることがありませんように。いつまでもずっと」

帯にはこの絵本を読んでくださった上白石萌音さんのメッセージが!
この作品には「黒い余白」があります。動物たちのこと、木々や花々のこと、わたしたちも暮らす地球のことを、自分の目で捉えるための余白だと感じます。豊かな色彩の尊さに気づかされ、遠いアマゾンの森に心が引き寄せられました。あなたもぜひ、絵本とともに思いを馳せてみてください。──上白石萌音

編集部より:
世界各国で頻度を増している森林火災は、気候変動がおよぼす影響が大きいと考えられているが、人間によって引き起こされる場合も少なくない。火災の一因となる大規模な農場や牧場では、大豆やトウモロコシ、牛肉などを生産しており、そこで収穫されたものをわたしたち日本人も食べていることを考えると、決して無関係ではない。この絵本のきっかけとなった2019年の火災では、森林の11%が消失されたともいわれ、多種多様な動植物が失われた。この作品をとおして、ひとつしかない地球を守るために、いま何ができるのかを読者とともに考えてみたい。

感想・レビュー・書評

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  • 世界各国で発生する森林火災にに対する啓発も盛り込まれた絵本。

    黒い煙で太陽が見えない...ジャングルの動物たちが不審に思い太陽がどこに隠れているのか探しに行くと、燃え広がる火の海が!

    森林火災は深刻な問題だ。
    多くの希少動物たちの命が奪われている。
    その原因は紛れもなく私たち人類の経済活動によるものだ。

    美しい絵でその切実さを訴えているのが伝わるが、動物たちの目の表情が黒い点のみであらわされているのが少し残念な気がした。
    それが作者のねらいなのかもしれないが...

  • 2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品『夜明けをまつどうぶつたち』5月27日発売――予約受付中 | 株式会社NHK出版のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000904.000018219.html

    わたしたちにできることとは?――スペインベスト児童書賞作品『夜明けをまつどうぶつたち』を南研子さんが読んで | NHK出版デジタルマガジン(2024/05/25)
    https://mag.nhk-book.co.jp/article/51393

    Esperando el amanecer | ICEX
    https://www.newspanishbooks.jp/book/esperando-el-amanecer

    Fabiola Anchorena – Handmade Cities
    https://handmadecitiesblog.wordpress.com/2017/10/09/fabiola-anchorena/

    differentfolksco | Instagram | Linktree
    https://linktr.ee/differentfolksco

    夜明けをまつどうぶつたち | NHK出版
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000361552024.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      わたしたちにできることとは?――スペインベスト児童書賞作品『夜明けをまつどうぶつたち』を南研子さんが読んで | NHK出版デジタルマガジン(...
      わたしたちにできることとは?――スペインベスト児童書賞作品『夜明けをまつどうぶつたち』を南研子さんが読んで | NHK出版デジタルマガジン(2024/05/25)
      https://mag.nhk-book.co.jp/article/51393
      2024/08/01
  • 詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
    → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-2087.html
     
    温暖化の影響で増え続ける森林火災。
    動物たちには、変化の原因がわからない。
    人間が、環境を破壊し、異常気象の一因をつくっている。
    そして対策ができるのも、人間。やらなくては!

  • 図書館で発見した『夜明けをまつどうぶつたち』(ファビオラ・アンチョレナ)。

    森林火災とその再生を描かれた話で、

    途中までいろんな動物たちがシンプルかつかわいく描かれていたのに、

    山火事のシーンになった途端に、背中がちょっとゾッとする闇を感じるものに変わった時は大人の私でも怖かったかな。

    でも、本書はそれを訴えるものだろうし、

    この感覚はあっているんだろう。

    アマゾンで起きた30億の動物が犠牲となった火事を、私はしばらくは覚えていられる気がする。

  • 人間によって引き起こされる森林火災を風刺した絵本。絵が綺麗で火災のシーンは少し恐ろしさも感じる。小学生高学年以上向けの内容かなと思う。

  • 今年の夏も燃えるように暑いよね。
    地球が傷ついていってるのかなあ。

  • 黒い背景に描かれた動物たちがいいです。

  • 4歳11か月

    7歳3か月

  • 2分21秒
    2025.12.15

  • 静かな黒い背景と文章。そして、動物たち。不穏な黒い背景が半ばまでくるとオレンジ色に染まる。そして、動物たちが黒に変わる。最終的にカラフルなホッとした空気で終わる。
    絵が効果的でそこにつく文章にも惹きこまれていく。

    この絵本は森林火災と気候変動の問題を訴える本だと最後のページに書いてある。カバーの折り返しには日本と火災が起きたアマゾンの位置の地図も入っていた。本の作りが丁寧。

    教訓的な何かが物語に織り込まれてるわけではなくて、動物たちがただ太陽と共にありたいということだけが書かれている。その静かな祈りが心地いいと思った。


    本筋とはズレてしまうけど、『黄色い太陽』となっていたの……新鮮な感じがしてしまった。日本にいると太陽は『赤』な固定観念が強くて、『黄色』と書いてあると海外の人の物語だなと思ってしまう。火の色と太陽の色が同じように見えるということは火も赤ではなくて、黄色(光の色?)なのだろうか。

    物語は素敵。
    ごちそうさまでした。

  • E726/ク

  • ボランティア読み聞かせ

    *********
    ★2024.10(2-1)

  • ふむ

  • 明暗だけで感情が揺さぶられる。

  • アマゾンで2019年に起きた大規模な森林火災を基に描かれた絵本。最初は極夜の絵本なのかなと思ってたけど、途中で火が出てきて火事の絵本だと察した。

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